瀬戸大橋たもとにある 四国の玄関口 香川県綾歌郡宇多津町を訪ねました。
宇多津は瀬戸大橋開通で急速に脚光を浴びた町です。
瀬戸大橋開通前は街道沿いのありふれた通過町でした。
瀬戸大橋開通にともなって 玄関口&交通の結節点となった宇多津は
ブームタウンさながら 観光施設 物流拠点 ホテルなどが林立するようになり
面積は四国最小の町ながら 人口は18,000を超え 人口密度は四国最高となっています。
架橋開通のブームタウンとなった1980年代終わりのように
人で溢れている事はありませんが 今でもそれなりに観光スポットは存在しています。
臨海区域に開けた宇多津の見どころを回ってみました。
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JR宇多津駅 |
瀬戸大橋開通で瀬戸大橋線 予讃線の結節点となり
駅の位置も北方に移転し 新たに高架駅となりました。
(私は高校時代四国周遊券で旅したので 架橋開通前の予讃本線宇多津駅も知っていますが)
新幹線駅みたいになってら と驚いた事を思い出しました。 |
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以前は塩田があった跡地に
新市街が出来ています。
レンタカー屋もありますから 四国ドライブ旅行をここから始めるのも良いでしょうね。 |
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宇多津臨海公園に向かって |
四国の玄関口となった宇多津、新市街はこの駅から北側に拡がり
ワーナーマイカルシネマ、ビブレなど「人口1万8千人の町」とは思えないほど 商業・娯楽 宿泊施設が整い
駅の周りは高層マンションが林立しています。 |
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海に近い宇多津ゴールドタワーに向かってみました。
20年前に 社員旅行で来た事があります。
(当時バブル全盛期だというのに瀬戸大橋とは 今考えるとケチ臭い中小企業でしたが(爆))
その頃の宇多津はブームタウン的様相を見せ 観光客が多かったのですが
現在は瀬戸大橋ブームも一段落し
結婚式場 撮影スタジオ、美容院等が並ぶ 地元人の恋愛聖地となっている模様です。
映画やショッピング そしてゴールドタワー、青い海 瀬戸大橋と
デートに御誂え向きの舞台が整っていますから
うたづ臨海公園は「恋人の聖地」と呼ばれていますね。 |
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世界のガラス館
世界中から集めたランプ グラス アクセサリーが2万5千点もあり
その殆どが手作りですから 恋人同士がペア小物を求めるのも絶好と思います。
店なので当然かもしれませんが入場無料。 |
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宇多津ゴールドタワー |
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158mのタワー展望塔を中心に ボウリング カラオケ ビリヤードの他
キッズ向けのプレイランド プレイジム、バルーンパークなど
300アイテムもの様々なアミューズメントが集結しています。
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タワーに上ってみました。↓↓ |
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この施設の運営は“味匠”で
何のゲームでも15分105円で“お気に召すまま遊べますよ”という
現在流行りのアミューズメント運営。
こういう時間の縛りがあると 結局、時間とお金を巧く使えるようになりますから 出費の嵩む子育て世代に好評かもしれません。
ボウリング 卓球 デジタルダーツ ビリヤード
宇多津ゴールドタワーは知名度こそ低くとも
全国でここほど遊ぶネタに不自由しないタワーは無いかも! |
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このゴールドタワーは 案内嬢がエレベーター内で観光案内してくれる訳ではありません...(苦笑)。
ですが、乗る前に「帰りは海側が瀬戸大橋が望めて綺麗ですよ」と進言してくれました。
金色のハーフミラーを7000枚使用した158mのゴールドタワー
シースルーエレベーターで展望台に昇ると
風光明媚な瀬戸内海はもちろん 近代建築の粋を集めて作られた瀬戸大橋 宇多津の町など 360度のパノラマが楽しめました。
田舎のタワーなので(失礼) 人でごった返していないのが美点
それにしても展望台のすべての階に 外を見晴らせる椅子が付いている親切なタワーは
私の知る限りココだけでしたネ...。 |
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展望塔にはタワー職員が常駐している訳ではなく 喫茶ルームこそありませんが
展望塔2階には清涼飲料水自販機があり 無料で飲めます
(タワー料金に含まれていると受け止めていますが)
セコい私たち親子は 暑かったからと2杯も飲んでしまいました。
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ゴールドタワーは恋人の聖地
永遠の愛を祈るカギが掛けられているコーナーもありました。
こういう場所に一人で行くのは切ないかも(笑) |
エレベーターからの風景
福岡タワーによく似ています。 |
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タワーだけが観光目的ならば タワーパック840円 のチケットを買えばお得です。
惜しむらくは ネットでタワー割引券のクーポンがダウンロード出来たらと思います。
また運営する味匠がアミューズメント企業だけに
タワーからの観光案内に関する情報発信が少ないかなという点でしょうか。
それでもタワー下には お土産屋があり 香川のお土産が一通り揃っています。地の利が良いので ここを四国旅行の拠点にしても好適と思います。
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宇多津町産業資料館 |
宇多津は坂出と並んで かつては製塩の町として名高かったのです。
ゴールドタワーの北東側にある 宇多津町産業資料館に行ってきました。 |
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宇多津は遠浅で潮の干満差が大きく 塩田に好条件でした。
この資料館は瀬戸内海に面しており
300年の歴史を持つ塩作りを紹介しようというもので
江戸時代初期に開発された入浜式塩田が復元されています。
塩作りを見て学んで体験できる施設は珍しく 子供達が楽しんでいました。 |
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山口県防府市にもこのような施設がありますが
日本人が誇るべきものは 長い歴史に裏打ちされた地域産品。
「先人の技術を体験して学び それを未来に継承していく」
そんなアクティブな施設は どの市町村にも一つはあって良いと感じました。 |
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写真左上は仲桝塩田の水門
入浜塩田は外側に海水を巡らし 周囲を石垣で石堤で囲む「桝造り」で築かれます。
塩田地盤は最小干潮位より僅かに高く築かれ 海水の取入を容易にしています。反面雨水の排出の便が悪くなるので このような水門を設けて 短時間で不要な水を排水したのです。 |
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四国の玄関口として 集中的に投資された町 宇多津
道路も広く“本州に負けないインフラを整えよう”と街造りが行われた事が分かります。
高松や琴平に行く人は 知らず知らずに直行しますから 通過点的様相の濃い町ですが
ゴールドタワー以外にも 四国健康村(スパ) スポーツドームなどありますから
四国観光で宇多津に宿を取っても正解のような気がします。 |
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