2007年最後の旅行は 北海道に行ってきました。
函館、釧路、女満別は本数が多くないため その点でまず制約がありますが
新千歳便は沢山あるので時間に余裕があります。
広島から新千歳空港に飛び 北海道の中心・札幌を拠点に探訪しました。
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「まもなく終点の札幌ー 札幌です ご乗車の皆様 お忘れ物のないようご注意ください」
テレビ塔が見え 周囲を高層ビルが取り囲むようになると札幌駅に....
地方拠点都市好きの私にとって こういう風景は萌えますね(笑)。
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JR札幌駅 |
JRタワー
札幌の新しいランドマークで 名古屋のJRタワーのような雰囲気があります。
最上階の展望室は38階にあり 入場料は900円
21階〜37階までは JRタワーホテル日航が入っています。
シングル14000円〜17000円
ダブル18000円〜24000円 スイート70000円 だそう。
190万都市の玄関だけに結構いいお値段。 |
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JRタワーのある札幌駅は、東側のタワー棟、西側の大丸棟、
中央の札幌ステラプレイス棟から成り 札幌ドームの3倍の広さがあるとか。
巨大な駅ビルは、札幌駅の高架化を含めると
完成まで25年を掛け 2003年春に完成しました。
↓中央の札幌ステラプレイス棟 |
札幌は第一義的に北海道内の人が集まる場所ですし
北海道は広い上、旭川も含めた札幌以外の街が寂れてしまっています。
一方、札幌は道内で一極集中しているので 今後も北海道の中心として
更に発展するはずです。
これらのことから大丸は将来を見据え 全道を商圏にしたと感じますし
JR北海道も、道内の長距離都市間輸送を増やすのが会社存続の鍵であり、
核心の札幌駅開発は最も重要だと判断したのでしょうね。
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北海道の政治・経済・文化の中心都市 札幌 |
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北海道の人口の1/3が集まる 日本で5番目の大都市札幌は
蝦夷地と呼ばれた明治以前は、アイヌ語で“サリ・ポロ・ペッ”
と呼ばれた 大きな湿地がある所に過ぎませんでした。
明治2年に蝦夷地は北海道と改称され、開拓使も置かれました。
開拓使は拠点として札幌の町づくりに着手し 判官の島義勇が
円山から東西に一本の線を引き 大通公園となりますが
これ以北を北(官庁街) 以南を南(商店街)とし
碁盤の目のような計画都市を築きあげていきます。(写真左)
以降 クラーク博士などの外国人技師や、本州からの屯田兵らにより近代化が図られ 函館、小樽と同年の大正11(1922)年に市制を施行。当時の人口は11万人でした。
以降は北海道の政治・経済・文化の中心都市として発展していきました。 |
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戦後になると北海道の都市は、
札幌、函館、小樽の3極型から札幌一極集中型にシフトし、
支店経済都市的な性格を強めていきます。
行政機関も北海道開発局をはじめ 各省庁、公団、公社など100を超え 進学や雇用の場を求めて 全道から人口が集中
1972(昭和47)年には 政令指定都市となり冬季オリンピックも開催され 地下鉄も誕生するなど近代都市としてのインフラも一挙に整備されました。
現在は人口約189万の 東京以北では最大の「北の都」です。
中心部には開拓時代の面影を残すスポットが点在しています。
左写真は札幌駅前のオフィス街 駅前通り
(福岡市博多駅前の大博通り的雰囲気) |
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北海道庁旧本庁舎 |
1888(明治21年)、アメリカ風のネオバロック方式で建てられた
屋根の八角ドームが印象的な建物です。 |
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赤レンガの名称で親しまれ 内部には道立文書館、
歴代長官・知事の執務した記念室、北海道の歴史ギャラリー
などが一般公開され 無休、無料です。 |
ポプラやイチョウに囲まれた前庭に
開拓時代に作られた池もあり 暖かい季節には
観光客や市民の憩いの場ともなっているのでしょう。 |
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内部には 開拓使の資料など盛り沢山で地理オタクには楽しい。 蝦夷地と呼ばれた頃の古地図(写真上)も必見 |
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札幌市時計台 |
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北海道大学の前身として建てられた札幌農学校の
演武場として明治11年に建てられ
それから3年後に時計台が附設されました。
周囲の高層ビルに圧倒されるような形ですが
それでも札幌のシンボルとなっており
1時間毎に札幌の街に澄んだ音色を響かせています。
昭和45年に国の重要文化財に指定されました。
中は時計機械の展示や札幌農学校の資料があり
夜はライトアップされます。
赤い星は 明治時代の北海道開拓使のシンボル“五稜星”で
開拓使に関連のある他の施設(北海道庁旧本庁舎)でも赤い星が付いています。 |
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大通公園 |
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全長約1,500M 面積7.9haで樹木は約5900本が立ち並ぶ
札幌の中心を東西に貫くグリーンベルトです。
(長さは 意外と短く広島平和大通りの半分程度です)
写真は大通公園の“泉の像”で、ニッカウヰスキーの当時の会長
竹鶴政孝氏が本郷新に依頼して作らせたもので昭和34年設置。
さっぽろ雪祭りの会場としても使われるのは 皆さんご存知の通りですし 冬のホワイトイルミネーション(これについては別述)
YOSAKOIソーラン祭りなど イベントも盛りだくさん。
大通公園では 開拓使がアメリカから持ち込んだといわれる
トウキビを味わうのも一興(5月〜10月)です。
観光幌馬車がいて、いハルニレ、プラタナス、ライラックなど
札幌を感じさせる花で溢れる季節に行けば 北の花の都らしさを実感できるはずです。 |
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さっぽろテレビ塔 |
1957年(昭和32年)に完成し、50周年を迎えました。
高さ147.2メートルで地上90メートルの位置に展望台があり、
展望台からは札幌市街や大通公園、晴れていれば石狩平野や日本海も眺められます。 |
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2002年リフレッシュで 下は濃緑に塗られた 地下にはオーロラタウンという地下街が拡がっています |
当初は札幌圏放送局の電波発信塔でしたが
手稲山にそれらが移り 現在は中継局施設となっています。
札幌も名古屋同様 周囲の建物の高層化が進んでいますね。
高さは札幌駅JRタワーに譲りますが、定番観光地だけに押さえておきたい名所です。 |
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札幌は名所グッズ(↑写真上)もかなり充実しています。
テレビ塔さんの他に 時計台、狸小路のキャラクターが揃い
いずれもほのぼのとした印象。
東京以北最大のビル群に囲まれた大通公園ですが
太平洋戦争中の食糧難時代はイモ畑にされた事もあったとか。
雪まつりの会場の風景が 私たちには最も印象的ですね。
(尤も札幌雪まつりのシーズンは ツアーや宿泊施設も高いです) |
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観光名所としての札幌を簡単に探訪した後は
都市としての札幌を、「食」と一緒に 私とぶらり探訪していきましょう! 次のページをご覧下さい。 |