鳥取県境港市へ行ってきました。
ここは 「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげる氏の出身地で 妖怪関係の見どころが豊富な町として
そして ズワイガニ水揚げ日本一、夏の生マグロ、冬の松葉ガニで知られる 漁業では山陰一の港町です。

 境港へは境線が米子から通じます 砂繋の半島の先端に境港市があります。
平べったい地形に建物も低層階ばかりで“平たい町”が第一印象。
人口は4万弱 正直“市”というには小さな町です。
ディーゼルカーの車体も 鬼太郎列車と称して絵が描かれているのです。
 
 境港駅前
 JR境港駅に降り立つと 鬼太郎とその仲間達が迎えてくれました。
駅を降りて左手のグレービルが 鳥取県立さかいみなと交流館で
中に 観光案内所や隠岐汽船乗場、入浴施設、境港の水産業などの紹介施設などあります。

駐車場も何箇所かありますが セコい人は境水道側の海岸沿い 埠頭横の駐車スペースに
釣り人装って停めていたりしますね(笑)。
  水木しげるロード
 駅を降りると妖怪のブロンズ像 ここから対面が水木しげるロードです。
記念撮影している親子連れが沢山いましたね。
大小総勢133体の妖怪ブロンズ像が勢揃いしています。
等身大のものは お馴染みの鬼太郎ファミリーばかりですが 何れも大人気。

 水木しげるロードは全長約800m、境港駅と境港の町の中心部を結びます。
1993年に「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪などの ブロンズ像の設置が始まりました。
アーケードは昭和30年代を感じさせるものですが またそれも味があって好ましい。天井に屋根がある所が かつては繁華なエリアだったのでしょうか、この奥まった所に 水木しげる記念館があります。

 水木ロードは800m通りの両側に 同じ位の数のブロンズ像や店舗が並びます。
行きは右 帰りは左側を歩いてみましたが 結構見応えがありますよ。

 妖怪スタンプラリーもやっていましたが
途中で面倒くさくなってきて....(笑)。
 去年は ゲゲゲの鬼太郎のアニメ放映と実写版映画が公開されたのもあってか
急にメジャーになった気がします。最近の妖怪ブームもあり2007年には147万人、
2008年5月4日には 一日だけで57,000人も境港に人が訪れたようです。
そして2008年8月10日に 水木しげるロードを訪れた観光客が1000万人を突破したと
中国新聞が報じていました。
 
 水木しげる記念館
 水木しげる氏の作品や 妖怪達を多彩な展示物で紹介し 
ジオラマ、パネル 原画、見応え充分でした。
水木しげるさんは現在86歳との事ですが 精力的に作品を書くかたわら 故郷境港を愛していらっしゃったのですね。
ゲゲゲの鬼太郎は最近の漫画と違って 老若男女幅広い年齢層に受けるし 観光で寄って楽しめるのが魅力と云えましょう。
(客も50代のじいちゃんと3歳くらいの孫 というのが多かった) 
 妖怪にまつわる名所が色々と
 そのすぐ近くには 妖怪のテーマパーク
ゲゲゲヘの妖怪楽園もあります。入園は無料というのも嬉しいですが やはりというべきか 3Dシアターと特撮写真館が料金が必要です。
それでも土産コーナー フードコート、妖怪オブジェが設置され 
立ち寄るには楽しく活気は充分。
特撮写真館でねずみ男のコスチュームを着て 写真に映るのも面白いかもしれませんね。
 水木ロードは800m通りの両側に 同じ位の数のブロンズ像や店舗が並びます。
行きは右 帰りは左側を歩いてみましたが 結構見応えがありますよ。
 水木ロードには当地限定の妖怪グッズ 鬼太郎グッズのお店が沢山!。
 手作り工芸、スイーツ、清酒&ボトル、おでん ラーメン等 鬼太郎関係の意匠は色々ありますが 安価で良く出来ているナと感じたのが 妖怪をあしらった菓子パンで 神戸ベーカリで買えます。

水木ロードでは 自販機も鬼太郎バ―ジョン(写真右端)
妖怪ガイドマップ 妖怪神社にて 妖怪楽園内 妖怪神社にて 水木ロード
 妖怪神社もあります
からくり妖怪おみくじが面白い。

 それにしても この通り 鳥取県内一の観光地となっており
15年くらい前に行った時は 全然活気が無く 寂れた山陰の小都市だったのに オリジナルグッズ溢れる 土産物屋通りに変貌していたのに驚かされました。
(境港駅も昔は側線も多く 駅の位置もズレましたね)

鬼太郎放送というミニFM(80.8Mhz)はあり、レンタサイクルはあり、人力車はあり
目玉オヤジの行灯が光る鬼太郎タクシーはあり...。
この辺は 山陰の大阪と呼ばれる商都米子を控えていますから 商魂逞しい気質はあるのかもしれません。
プリクラの要領で 鬼太郎にちなんだ
絵葉書が作れます。
水木ロード郵便局は通りの中ほどに 境港市内の郵便局風景印
いずれも水木漫画が図案
 夢みなと公園
 水木ロードから4km南にある 夢みなと公園に行ってみました。
ここには夢みなとタワー 境港さかなセンター、みなと温泉館 みなとまち商店街土産ゾーンなど
境港を訪ねたなら 是非見ておきたいスポットが揃っています。

美保湾、中海、島根半島が見えます
晴れていれば大山の美しい稜線も見られたのですが...。
 夢みなとタワーは高さ43m 境港のランドマークといえ
日本海や境港市内が360度のパノラマで一望できる展望室からの風景です。
港を通じて外国と通じる境港だけに 展示ゾーンには環日本海諸国の展示などがありました。
民族衣装を着て写真を撮るのも 面白い記念になるかも。

 鉄塔?それともガラス塔?独特のこの構造はテンセグリティと云います。
鳥取県南端の日南町の杉の集成材がふんだんに使われ ウッディな雰囲気は温もりがありますね。

このタワーは以前鳥取で博覧会があった時に作られたものですが 築何年かは失念しました。
 境港はズワイガニ水揚げ日本一、夏の生マグロ水揚げ日本一、冬の松葉ガニ水揚げ日本一 で
知られる漁業では山陰一の港町です。
日本海の旨みが凝縮されて美味ということで この日も 京阪神方面から多くの観光客が出入りしていました。
境港さかなセンター
 鮮魚仲買人と 加工業者直営の店舗が8軒集まっています。
多くの観光客で賑わっていましたが よいお土産になりますね。
隣では市場食堂があり 境港の新名物と言われる海鮮丼も食べられます。

他に食事処は 市内中心部の水木ロード周辺にあります 全国チェ―ン等は国道431号線沿線 市街の南寄りです。
 元々は水産の町として栄えた境港、
妖怪の町としてクローズアップされ 山陰有数の観光都市として
蘇生したその成功例を見ることが出来ます。
今後 対岸諸国との交易が拡大して 国際性が加われば まだまだ面白い町になりそうですネ。

 米子市とは合併せず 面積は日本の都市では最も小さな部類に入る都市ですが
“独自の都市として魅力を高めながら歩んでいこう”が感じられました。
小さな面積に魅力凝縮の境港市 皆さんも行ってみませんか?

対岸には美保関という鄙びた美しい港町&岬もあります。                           (写真は境水道大橋)
境港のお土産
境港の宿泊施設
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