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 吹屋(ふきや)は岡山県高梁市の山あい、標高550mの成羽町北部に位置する小さな集落です。
5月下旬に岡山県の小さな城下町 高梁市を訪問しましたが
ベンガラ色の味わいのある町並みがあると知り 距離もそう遠くないので
併せて訪問しました。美しい風景を写真に収めてきましたので どうぞご覧下さい。
 
  日本三大銅山の町 そしてベンガラの日本唯一の産地だった所

 ここは江戸時代から戦前にかけて日本三大銅山の町として、
さらに江戸時代末期からはベンガラの日本唯一の産地として繁栄した所で ベンガラ色の赤い町並みで知られ、その周辺は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
 ベンガラ格子と石州瓦による赤褐色の重厚な商家の町並みは 山間に忽然と存在し 昔日の繁栄を偲ぶ事が出来ます。
高梁の町場からはずいぶんと離れた標高500mの山間に忽然と存在する吹屋は
江戸中期より銅が産出する町だったので 天領(幕府の領地)となっていました。
 吹屋はそうした事で江戸時代後期から隆盛を極めるようになり ベンガラ色の赤い町並みが形成されるようになりました。
沿道の商家などは 町の旦那衆が石見から宮大工を招いて建てたものです。

 ベンガラとは 酸化第二鉄を主成分とする赤色顔料です。 
吉岡鉱山の捨て石(磁硫鉄鉱)から偶然発見されたもので 
磁硫鉄鉱から取れる緑色の結晶を焼いて精製したものが ベンガラとなります。 
陶磁器や建築に多用され 昔は金に匹敵する価値があると重宝されました。 

 最盛期には銅山で働く従業員数が1200人にのぼりました。
そのために 吹屋は明治半ばには すでに町制を施行していたほどです。
高い建物の上から撮影したかったがここしかありませんでした。
建物の屋根瓦、表の格子、板壁も土壁もすべてベンガラ色。
    1974年に岡山県の「ふるさと村」に指定
    1977年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定
町並みは約300m続きます。 里山固有の文化が残る美しい集落、
のどかな環境の中で ゆったり散策。
なんとこちらの建物が吹屋郵便局です。
旅行貯金をしたり風景印を頼むのも良い記念に.....。
旧片山邸(高梁市重要文化財) - 江戸時代築の商家、主屋と付属屋で構成される。
石州瓦葺、切妻造平入+入母屋造妻入 

鉱山は廃坑となってしまい、ベンガラ造りも途絶えた吹屋の町
それでもこの集落は 荒廃に任せるままではなく 
重要伝統的建造物保存地区(国選定)、ふるさと村(岡山県指定)に選定され 町の息吹を今に伝えてくれます。
吹屋ふるさと村郷土館 - 1879年(明治12年)築の商家  
妻入、入母屋造、石州本焼瓦葺 

同じ中国地方には 世界遺産・石見銀山(島根県大田市大森)がありますが  ここも鉱山町(銅山)だけに雰囲気が似ていると感じました。 それにしても富は 大坂や京などの都に搾取されてばかりだったのでしょうか....。
土産物の店や飲食店も メイン通りを歩けば数少ないながら見つかります。
吹屋資料館 - 明治中期頃の建築で旧吹屋町役場だった所です。 
備中神楽や渡り拍子などの伝統継承にも 力を入れている所だと感じました。 
日本最古の小学校校舎…吹屋小学校

 平屋の東西校舎は1900年、木造2階建ての本館は1909年に建てられました。 100〜110年を経た今も 現役で使用されている校舎は 岡山県の重要文化財に指定されています。
 現役で使用されている学校教育の場です、離れた場所からの撮影にとどめました。
地図を見て 郷土館に入って 赤褐色の重厚な商家の町並みをくまなく歩いて 
昔日の繁栄を偲ぶ事が出来ました。  メジャーすぎない点が吹屋の魅力かもしれません。 
左は備北バス「吹屋」乗降場。景観に配慮したバス停です。
備中高梁駅から備北バス「吹屋」行きで60分。ただ本数があまり無いので車で行く方が便利です。

高梁から吹屋に行くのは 広域農道「かぐら街道」で迷わず行けましたが 問題は帰り道....  
標識が不充分で 旧道に入ったりして道に迷いましたネ。 
  笹畝坑道(採掘現場の遺構)
   大正時代に閉山となった吹屋銅山の坑道を 観光用に整備して、 30年前から坑内を見学できるようにしています。
  広兼邸 (銅山とベンガラ原料で巨大な富を築いた大庄屋)
 吹屋の町場から約3km離れた場所にある 旧広兼邸も併せて訪ねました。
場所は高梁市成羽町中野1710にあって 公共交通機関はなく 車でのアクセスとなります。
 
 広兼邸は 江戸末期(享和文化の頃1801〜1817)、小泉銅山経営とベンガラの原料(ローハ)の製造で巨大な富を築いた大野呂の庄屋 広兼家2代目の元治が建てた巨大な邸宅です。

 歴史的建造物の民家は、山の斜面に城郭のような高々と石垣 そしてその上に母屋・土蔵3棟・桜門・長屋が並び 江戸時代の文化10年(1810年)に建設されました(離れは大正年代の築造)。
 敷地は781坪(2,581平方メートル)、母屋は98坪(323平方メートル)に及んでおり 麓から見ると砦のように見えます。

 江戸時代後期の裕福な庄屋の邸宅としての構えをよく伝え 
昭和59年11月に 当時の成羽町の重要文化財に指定されました。

1977年の松竹映画『八つ墓村』のロケ地としても使われました。

 ベンガラ色の町吹屋は、高梁の中心から相当離れています。
路線バスはあまりなく しかも吹屋中心部にしか行かないので 
広兼邸など徒歩で行かれない見所もあります
従ってマイカーで行くか 駅でレンタカーを借りるのが得策だと思います。
備中高梁駅周辺の要所(備中松山城、武家屋敷群、美観地区)も併せて周遊すると  一日を有意義に使えます。 


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