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 日本各地の城の中で 最も高い場所に位置する山城....。
岡山県高梁市備中松山城が430mの臥牛山に位置し これが日本最高地の山城となっています。

以前から伯備線に乗って備中高梁を通過する時 
駅の東側車窓に古寺が連なり 武家屋敷を何軒もかすめ 頭上高く石垣が見えて 
「ここは小さな城下町だナ、ぜひいつか寄りたい町だな」と感じていたものでした。
 
今回 高梁を訪ねると同時に ベンガラの町・吹屋
さらに吉備路探訪も一緒に行程に組めるだろうとの事で 今回の訪問が実現しました。。
 
  備中松山城へ登城

 炎暑の夏場ではなくとも 450mの山城への登閣と聞くと躊躇しますよね(笑) マニア以外は...。
それでも調べていくと 車で乗り入れられる登山道で8合目まで行ける(平日限定)との事。
国道180号線を北上し 高梁市街北側の美しい城下町を抜け 臥牛山麓へ車を進めました。。
 城見橋公園駐車場を過ぎると その上からは道が細くなります。
8合目の鞴峠(ふいごとうげ)まで 平日に限り 自動車での乗り入れが出来ます。
(土日祭は 車乗り入れ禁止で シャトルバス(有料)による連絡となります)

 但し道が狭くガードレールの無い所が多数 
麓側は転落すると危険な高所、しかも山側には排水溝もあったりします。
対向車が来たら 離合に苦労します。
運転初心者ならば 登山下山時に誰かの車と一緒に2台連なるとよいかもしれません。(離合に出くわしても 数の優位で...(笑) )。
8合目の鞴峠に到着しました。

停められる車は12台くらいしかありません
鞴峠には自販機があり 水分補給も出来ます。

さて、ここから遊歩道を入ると うっそうと繁る山道を歩きます。
見通しの良い場所で休憩を取りながら山頂を目指します。
 鞴峠からの距離であれば それほど苦にせずに城の天守に登れますが 野猿が多いようなので要注意!。
付近一帯はニホンザルの生息地として天然記念物に指定されています。
 案内板に「今日の登城大儀であった」などとありますが それだけ高所にある城という証で、夏の暑い盛りには大汗が出そう。健脚向きのコースで歩きやすい靴が必須です。
大手門跡  石垣の多くは「打込ハギの扇の勾配」といわれる石積み。
石垣の隅が左右揃って扇の勾配を描いて立ち上がり 素晴らしい石塁美!!
山城の力強さが感じられます。
近代土木技術の無い時期 よくこれだけの高所にこれ程の城が築けたものです。

 城は小松山山頂に本丸 南の尾根に二の丸 三の丸
本丸の北側 石垣下に後曲輪を設け 背後を固めています。
二の丸と三の丸の間にも 厩曲輪 御前棚があります.

与謝野夫婦が備中松山城を訪れて詠んだ歌碑もありました。
   
本丸南面の建物群と復元土塀
左から、六の平櫓・五の平櫓・天守閣
城跡が国の史跡に指定され、現存する天守、二重櫓、土塀の
一部が国の重要文化財に指定されています。
複合式望楼型2重2階(1681年改)
築城主 秋葉重信 築城年 1240年、
現存天守のある12城の中では唯一の山城です。
 城の歴史は古く、鎌倉時代の延応二年(1240)
秋葉三郎重信によって 臥牛山のうちの大松山に
砦が築かれたことに始まります。

三村氏、毛利氏、小堀氏、、池田氏、水谷氏、板倉氏など
次々に城主が変わりましたが、 天守などは天和三年(1683)
水谷勝宗により修築されたものです。
 天守の会館は 採光を考えて大きな格子窓が装飾的に
開かれており近世的です。
内部に岩石落としの仕掛けがあるなど手の込んだ造りで
国の重要文化財に指定されています。

昭和初年頃までは荒廃して廃城そのものだったようですが
戦国山城としての観光価値に優れる事から 整備復旧が進められていきました。

備中松山城のパンフレット
入閣料は大人300円 開城は9:30〜17:00です。
平成18年(2006年)4月6日には、日本100名城(68番)にも選定 されました。

天守内部にて(左写真)
 幕府中枢に近かった家柄を嫌った明治新政府は 廃藩後に城の破却を求めましたが  高い山城で 目に付かないのを良い事に「解体しました」と誤魔化してそのまま放置しました(笑) そのため解体を逃れました。
(※あまりに高い山城だったので 破却するには困難を伴うからといった理由もあったからだとか....)
 余りに高い場所にある城郭でやや不便であったからでしょうか
城主の水谷氏は後、麓に御根小屋と称する居屋敷や政庁を設けました。 

城からの高梁の眺めも良いですが、高梁は霧に包まれる町としても有名ですので
雲海に浮かぶ城郭を写真に収めるのも 良い絵になると思います。
  城下町・高梁
 備中松山城見学のあとは、麓に下りて
鎌倉時代から750年の伝統と歴史とを持った 備中松山藩・板倉氏五万石の城下町
高梁を歩きました。
 ここは高梁川の中流に位置する城下町で 水運を利用した物資の集散地としても栄えました。
平成の大合併で市域は拡大し、人口は概ね約3万人、
 陰陽連絡の伯備線と国道180号線が走り 高梁市街は盆地に帯のように細長く拡がります。
盆地の真ん中の備中高梁駅周辺が 市街の中心となっており  それより北側 紺屋川周辺や石火矢町に古い町家や武家屋敷が残り 昔の風情を今に伝えています。
 武家屋敷町は 居屋敷に続く町の高台(伯備線の東側)を重臣屋敷として 同心町、中之町
八幡町、中間町、鉄砲町などが続いています。
頼久寺
暦応2年(1339)に足利尊氏が備中の安国寺として再興した臨済宗永源寺派の寺院で、 山号は天柱山。本尊は聖観世音菩薩  備中西国第5番札所、瀬戸内観音霊場13番札所です。
石火矢町ふるさと村
 県指定の町並み保存地区で 250メートルの道沿いに
現在も旧武家屋敷や土塀がよく残っています。
通りの曲がり角は鍵辻と呼ばれ 防衛上の見地から
辻と辻の間を見通し辛くするように工夫されていました。  

 江戸時代初期に、備中松山藩初代藩主池田長幸の時代 城下町が構築され 家臣の屋敷地として整備されました。
江戸時代には上ノ中丁と呼ばれており、中級武士の屋敷地となりました。
上ノ中丁が石火矢町に改名されたのは 明治維新後です。

 町並みだけでなく 現存する旧武家屋敷を利用した資料館も
設けられており 屋敷地であった景観を偲ぶことが出来ます
石火矢町ふるさと村の武家屋敷は2軒あり 高梁市が復元整備して一般に公開しています。

 武家屋敷旧折井家
   こちらの武家屋敷は170年前に建てられたと言われ
   長屋門 奥座敷 台所 女中部屋などがある母屋から成り
   室内には家具調度品、庭の資料館では火縄銃や甲冑
   などが展示されていました。

 武家屋敷旧埴原(はいばら)家
   こちらの武家屋敷は江戸時代中期から後期に建てられた
   と言われ 寺院建築風の装飾や数寄屋風造りがあるなど
   元は150石取りだっただけに造りが豪勢です。
   当地で活躍した藩政改革者 山田方谷にまつわる
   資料展示もあります。
紺屋川美観地区
 紺屋川筋は備中松山城の旧外堀で 日本の道100選にも選ばれています。 この川が 藩庁・重臣屋敷町と城下町屋との区画をなしていました。 備中高梁駅からは徒歩で15分程度です。

川沿いの桜と柳の並木道は風情豊かです。
 通り沿いに 銘菓の「柚餅子」(ゆべし)を商う老舗もあります、
篭城に強かった備中松山城の事、保存性に優れた非常食として重宝されたのでしょうか。

 田舎町なのに(失礼)、若い人が随分歩いているなと思ったら
吉備国際大がありました。 高梁は学園都市となっているよう
で 18歳〜22歳の人口が突出して多いのです。
中国地方の他の山間部の町と較べても活気が感じられます。
かつて松山城の外堀だった紺屋川 藩校・有終館跡  高梁基督教会堂
 産物集散の要地として栄えた町だけに 古い土蔵が今も残り
郷愁をそそられます。

 商家の多くは海鼠壁を持った蔵造りで 
紅殻格子の窓で平妻屋根の建物が軒を連ね
町屋の佇まいも城下町の面影を留めています。

 そんな高梁の町も 狭い盆地一杯に開けた旧市街地では用地難であるため 国道313号線沿い市街南西(成羽川寄り)2kmの場所に 郊外型の新市街が展開しています。
広島の大手スーパーなどが進出していました。

高瀬舟 (左写真)
水谷勝宗が高梁川に高瀬舟の通路を開設しました。
大正15年に伯備線が開通するまでは 高梁川の水運はこの船を利用していました。
 高梁の町は 西の高梁川を外堀、北の辻巻、南の阿井の渡しに
番所を置いて警戒を行なって 城下町の護りを厳重にしていました。
“一度は訪ねておきたい日本の町100選”という本に 高梁が紹介されていましたが
戦災に遭わなかった事もあって 山陽で最も良く保存されている城下町だと思います。



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