阿蘇は阿蘇五岳(杵島岳、烏帽子岳、中岳、高岳、根子岳)を中心とした火口丘と
それを取り巻く外輪山 そして東西18km 南北25kmの世界最大のカルデラから成る 火山エリアです。
スケールの大きな自然を主に紹介しながら
窪地の中に開ける様々な町、観光施設、温泉、湧水など
阿蘇の様々な魅力をお届けしましょう。
 
 阿蘇ミルクロード
 やまなみハイウエーから県道45号線を西に向うと 阿蘇ミルクロードです。
ミルクロードという名称が物語るように 高原ムードで牧草地の中の快適な道を走りますが
放牧時は牛馬優先となりますし 急カーブも多いのでスピードを出し過ぎないよう注意。
 大 観 峰
 阿蘇の北側 外輪山に位置する有名な展望スポットで 標高は936mです。
元々は遠見ガ鼻という名でしたが 徳富蘇峰により大観峰と名付けられました。高岳 杵島岳 根子岳の雄姿が 霞んでなければ最高に楽しめるのですが...。
売店や簡易食堂があり 観光客でいっぱいでした。
パラセイリングをする人も見受ける所です。
 阿蘇神社
 阿蘇開拓の神を祀り 精密な彫刻の施された 唐破風のある二層屋根の楼門の美しさに感動。
神殿も優美な建築でした。火振り神事、おんだ祭り、参道で行われる流鏑馬など伝統ある祭りがあり
境内には縁結びの松、願かけ石といった乙女心をくすぐる(笑)ものもあります、
全国に500以上の末社を持つかなり大きな神社であり この付近の地名や駅名も“一の宮”とか“宮地”などと呼ばれています。
 阿蘇登山道路
 阿蘇のドライブで必ず走る阿蘇登山道路 赤水線(西から阿蘇山へ)、坊中線(北から阿蘇山へ)、吉田線(南から阿蘇山へ) の3経路があり いずれも無料で素晴らしい景観を持ったルートです。

 赤水線沿線には阿蘇ファームランド 米塚などがあります
但し、GWや盆休みなどは 渋滞もありますので その辺は加味して旅行計画を立ててくださいね。
 阿蘇ファームランド
 阿蘇登山道路の赤水線の途中にある 敷地100万平方メートルの大型レジャー施設です。
 子供連れなら絶対間違いなく楽しませる事ができるといっても過言ではありません。
阿蘇の新鮮な牛乳を加工したバター、チーズ等 お土産は殆んど揃っていますし、阿蘇火山温泉、スーパーアスレチック元気の森、阿蘇健康ファームなど 魅力的な施設が揃っています。
  ファームビレッジ↑と呼ばれる かまくら状の宿泊施設に泊まるのも 話の種になるでしょうネ。
 目障りな標識や電柱はなく おまけに阿蘇登山道路は無料化されて14年になります。
ダイナミックなドライブルートは日本離れしており 誰もが満足するはず。

 標高が上がるにつれて感動も大きくなります。
絶景のデジカメ撮影の為に 車を止め 予定時間を超過した事は言うまでもありません(笑)
 草 千 里
 烏帽子岳の裾野の広大な草原で、阿蘇を代表するビュースポットです。
阿蘇で最も観光客が多い所で 有料駐車場には多くの県外ナンバー車が止まっていました。
レストランや、阿蘇火山博物館、オルゴール響和国があります。
ここで乗馬しながら草千里を眺めるのも良い思い出になるかも
(観光乗馬は5分で1,300円 25分のは4,000円 2007/8現在)
駐車場の後ろに土産屋が並ぶ 阿蘇火山博物館 乗馬体験を愉しむ人達 草を食む牛たち
 大小2つの池の間に小高い丘があります。
雨水が溜まった大地には牛が放牧され 草を食む光景を見ていると心が開放される筈。
壮大な景観を見ながら歩いていると 牛糞を踏んづけてしまいそうになりますが(笑)。
 古 坊 中

 草千里から阿蘇火山口の途中のこの付近を古坊中と呼び
阿蘇スキー場もあります (坊中というのは阿蘇駅周辺を指す)

草千里から阿蘇市営有料道路までの道はほぼ平坦で 
牧歌調の素晴らしいムードです
 中岳火口(阿蘇山頂)
阿蘇市営有料道路で火口へ 駐車場に到着しました 山頂では火山ガスに注意 一面荒涼とした風景
 モクモクと噴煙が上がり 硫黄の匂いも立ち込めています。
火山規制があり 監視員の指示で立ち寄れない時もあります。
火山活動が活発な時は咳き込んでしまいますし(二酸化硫黄は時に命に関わる事もある) 所々にあるトーチカは避難所なのです。

 ロープウエーで気軽に行ける場所だと思えますが
最近では1983(昭和58)年に突然の噴火があり 観光客10数名の死傷者が出た事もあったのです。

 中岳火口(阿蘇山頂)へは2つのルートがあり 写真で紹介しているのが火口西ルートで阿蘇山ロープウエーがあります。
火口東ルート(仙酔峡ロープウエー)もありますが こちらは車では行けません。

遊歩道から下は立入禁止です。危険ですので絶対降りぬように!
 それにしてもここはコリアン系観光客が多いですね。火口というのは“かの国”では珍しいのでしょうか。 
記念写真の出店などにハングルが氾濫し 観光客の言葉もKoreanが多く聞こえ、日本ではないようでした。

 山頂にはロープウエーも通じています。今も活動を続け 大迫力のロケーションですが 
火口は自然の力ですので 火山規制が入るとすんなり見られない場合があります。
火口が見たいならこちらを中心に決めておき、あれこれ周れるように予定を立てるのが得策。
(待機したまま見れない場合もありますので、草千里・山上広場で時間を潰せるようにしましょう)

都会の子供にはぜひ阿蘇の雄大さを体感して欲しいですね。
周囲2kmにわたり溶岩石群が望め 牧歌的な草千里とは対照的な景観が楽しめます。
この後、阿蘇登山道路吉田線を経由して 
南郷谷といわれる南阿蘇へ下りて行きました。


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