大分県中津市から山国川沿いに、国道212号線を日田市方面に遡ること約15km
景勝地 耶馬溪・青の洞門 があります。

 耶馬溪というのは山国川を中心に広がる天下の名勝 と呼ばれた所で、最も手前の耶馬溪から 本耶馬溪、深耶馬溪(温泉も有り)、奥耶馬溪、椎屋耶馬渓などが東西36km 南北32km四方に拡がっており
全域が耶馬日田英彦山国定公園に指定され
紅葉のシーズンは多くの観光客を集める所です。

 耶馬溪と命名したのは漢学者の頼山陽で 江戸時代の末期
「耶馬の流れ 天下になし」とここの風景を賞賛したからと言われます。
 トンネルの横には、競秀峰と呼ばれる幾つもの奇峰が聳え
山国川の清流と配した美しいその姿は “一目八景”と呼ばれています。
 観光地としてはそれほどメジャーではなく
土産屋や観光旅館が林立という事もありませんが
駐車場は広く 本耶馬溪、深耶馬溪、奥耶馬溪等へ
アクセスする為の起点ともなっています。
一目八景…溶岩台地を刻んだ天然の渓谷の上には 奇岩や奇峰がそびえ立つ
 
  青の洞門
 青の洞門は 禅海和尚が1764年(明和元年)に、
30年の歳月を掛けてノミと槌だけで完成させた随道です。
現在も車道の横に当時のトンネルの一部が残されています。
そして現在の青の洞門は一般道となっており。
道幅が狭く、信号が設置された片側通行になっています。
一目八景の上に行場もあり 鎖を伝って進むようになっています。
 それにしても“景勝地だが難所だった競秀峰”にトンネルを掘っ
たと言われる禅海和尚
 この難所の対岸は 対照的になだらかな地形が広がりますから
「橋を架けて対岸に道を作れば わざわざの苦労をしなくて済んだのに...」(笑) 小6の修学旅行でここを訪ねた時 ガイドさんの説明を聞きながら、私はそんな事を考えてたのを思い出しました。
山国川の手前も向うも、いわゆる同じ“豊前(ぶぜん)の国”でしたね。(大分県=豊後と思われがちだが、実は宇佐市の町邑・
駅館川河口の“長洲”までは豊前)

 なお、山国川沿いには 私鉄の廃線跡を利用したサイクリング
ロードもあります。レンタサイクルは中津市耶馬溪町のサイクリン
グターミナルにあり桜や紅葉シーズンで道路が渋滞している時
期には良いかもしれません。

 羅漢寺境内にある岩窟には五百羅漢(500羅漢と言うが実際
には3,770体の石仏)が安置されていて圧巻です。(青の洞門か
ら奥に約3km)

 沿線には標識や野立看板が少なく 気持ちよいドライブが楽しめる街道です。紅葉の時期に耶馬溪をまた訪ねてみたいですね。
菊地寛の『恩讐の彼方に』の舞台にもなりました。
『恩讐の彼方に』の主人公 禅海和尚の像
  深耶馬溪
 さらに奥に足を伸ばして 耶馬溪町〜玖珠町を結ぶ県道沿いにある
深耶馬溪も通ってみました。こちらには温泉も湧いているようです。
ここは何処を撮っても絵になる風景ですね。

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