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一位樫
手水舎前の参道から上宮へ向かう階段、参道沿い付近に
群生する樹々は、イチイガシと楠による常緑広葉樹林で、
国指定天然記念物になっています。
鬱蒼とした森の中のイチイガシや樹齢800年の大楠
パワースポットを思わせるように 包みこまれるような暖かさが
歩いていると伝わってくるようでした。 |
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若宮神社
応神天皇の若宮・仁徳天皇と皇子を祀っています
神社の右脇に夫婦石があり
両足で踏むと夫婦円満になるとか。
正月には全国からの参拝客で賑わうのでしょう。
正式名は宇佐神宮ですが、地元では宇佐八幡、または宇佐八幡宮とも呼ばれています。
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季節によっては参道脇にマムシやスズメバチが出没するようなので 御注意を!
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応神天皇(一之御殿)、比売大神(二之御殿)、神功皇后(三之御殿)の三柱の神が
上宮・下宮のどちらにも祭られています。 |
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応神天皇(一之殿)
比売大神(二之殿)
後に厳島神社や宗像大社にまつられ 福徳愛敬 交通安全
の守護神として崇められます
神功皇后(三之殿)
母神として宇佐に祀られ 神人交歓 安産 教育の守護神
として 崇められます |
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三殿一徳の八幡宮の神威は 皇室だけではく一般の民衆にも鎮守の神として信仰されることとなり
清和天皇のとき僧行教により 貞観二年(860)平安京の鎮護として宇佐の御分霊を祀って石清水八幡宮を創立し
源頼朝は鎌倉幕府の鎮守として鶴岡八幡宮を建てるなど 全国に四万社余りの分社が次々と祀られていきました。
聖武天皇の勅願で 神宮寺弥勒寺を建てられた事で 国東半島の六郷満山の仏教文化発祥に影響を与えています。 |
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勅使門
八幡信仰は 応神天皇の聖徳を讃えるだけでなく 大陸の文化や信仰と 昔からの神道と仏教を融合したもので
神事、祭会や 建造物、宝物にその麗しい姿を遺しています。
律令下での宇佐神宮は、神宮寺の弥勒寺とともに九州最大の荘園領主でした。 |
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参拝においては、他の神社と違って、「二礼四拍手一礼」で参拝します。 |
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宇佐神宮の上宮と下宮 片参りにならないよう 両方に参拝することが習わしとの事で
参道を今度は下って 下宮に向かいました。 拝殿箇所3つ×2
は意外な出費です(笑)。 |
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嵯峨天皇の弘仁年間(810年代)勅願によって創建されて、上宮の御分神を鎮祭した事で、八幡大神・比売大神・神功皇后は上下両宮の鎮座となりました。
下宮の八幡大神は、御饌(みけ)を司り、農業や一般産業の発展、充実を守る神威を発揮されます。
古くから日常の祭祀には、とくに国民一般の祈願や報賽(ほうさい)が行われてきました。 |
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そもそも宇佐は 神代に比売大神が天降られて早くから開け 宇佐の国造はこの神を祀りました。
そして神武天皇を迎えた聖地でもあったのです。
従って宇佐に 八幡様比売大神、神功皇后を祀る宇佐神宮が 奈良朝の神亀年間に創立されたのも けだし当然といえる訳です。
宇佐神宮では 来る平成27年に 十年に一度の 第256回臨時奉幣祭が古儀によって斎行されます。
世界遺産と同格であると云われる 国宝八幡造りの御本殿を中心に 境内の修復や神苑の整備が進められています。
伊勢神宮に次ぐ我が国第二の総廟であるだけに
参道は幅が広く 緩やかな傾斜で 長い参道と大社らしい
雄大さが感じられました。 |
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