大分県宇佐市の宇佐神宮を訪ねました。

 宇佐神宮は全国に四万四千社あると言われる八幡宮の総本宮です。
八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、725年に創建されました。
皇室も伊勢の神宮につぐ第二の宗廟(そうびょう)として御崇敬になり、
一般の人々にも鎮守の神として古来より広く親しまれてきました。
正式名は宇佐神宮ですが、宇佐八幡あるいは宇佐八幡宮とも通称されています。
 
日豊本線宇佐駅も 神宮を思わせる駅舎 駅からバス10分で宇佐神宮です 神宮前は観光の拠点で案内所も.........
  参道から境内へ

 宇佐神宮表参道には食事処や土産屋が軒を連ね、多くの参拝者で賑わうようです。
私達も参拝の前に表参道商店街に立ち寄ってみました。
宇佐名物の宇佐飴、がん汁定食、ほかほかの饅頭が こちらの名物のようです。 小学校の遠足がここで、でっかい鉛筆(笑)を買った事を思い出しました(笑)。
私の行った時期は 平日の盛夏で閑散としていましたが 年始は賑わうのでしょう 宇佐神宮と豊後高田を結んでいだ鉄道も
 八幡様とは 応神天皇の御神霊で 錦名天皇の三十二年(571)に宇佐に御示現し 「我は誉田天皇広幡八幡麻呂なり 我名をば護国霊験威力神通大自在王菩薩と申す」と告げました。

 中国の文化や産業を学び 新たな国造りを進めたほか英明でもあったので 皇室では伊勢に次ぐ御先祖の神社として崇拝され 特に勅使の和気清麿に国体を正す神教を授けた事で有名です。

赤い写真の橋を渡って参道に入ります。 
朱塗りの赤い欄干の橋は神橋、下を流れるのが寄藻川
宇佐神宮の鳥居は額束のない
八幡鳥居”と言われる独特のもの。
境内の他の鳥居も同じ形式になって
います。
大鳥居の右側に黒男神社が見えます。
黒男神社は景行天皇から仁徳天皇まで
の5代 240余年忠誠を尽くして支えたと
伝えられる武内宿祢を祀っています。
長寿、忠誠、奉仕の神徳を授けられる社。
宝物館
国宝である孔雀文磬や、白鞘入剣(重文)
銅鐘、八幡宇佐宮御託宣集など
多数の歴史文化財を展示公開しています。
館内は撮影禁止です。

初沢の池
宇佐神宮の初沢池は 京都の広沢池、奈良の猿沢池と並んで
日本三沢の池の一つとして有名です。 
私が行った夏の日には 薄紅色の古代ハスの花が美しかったです。古代ハスは約1万株もあるとの事。
  
一位樫
手水舎前の参道から上宮へ向かう階段、参道沿い付近に
群生する樹々は、イチイガシと楠による常緑広葉樹林で、
国指定天然記念物になっています。
鬱蒼とした森の中のイチイガシや樹齢800年の大楠 
パワースポットを思わせるように 包みこまれるような暖かさが
歩いていると伝わってくるようでした。
若宮神社
応神天皇の若宮・仁徳天皇と皇子を祀っています
神社の右脇に夫婦石があり
両足で踏むと夫婦円満になるとか。

正月には全国からの参拝客で賑わうのでしょう。
正式名は宇佐神宮ですが、地元では宇佐八幡、または宇佐八幡宮とも呼ばれています。 ..
季節によっては参道脇にマムシやスズメバチが出没するようなので 御注意を!
上って行くと 上宮があります。
応神天皇(一之御殿)、比売大神(二之御殿)、神功皇后(三之御殿)の三柱の神が
上宮・下宮のどちらにも祭られています。
応神天皇(一之殿)
比売大神(二之殿)
 後に厳島神社や宗像大社にまつられ 福徳愛敬 交通安全
 の守護神として崇められます
神功皇后(三之殿)
 母神として宇佐に祀られ 神人交歓 安産 教育の守護神
  として 崇められます
三殿一徳の八幡宮の神威は 皇室だけではく一般の民衆にも鎮守の神として信仰されることとなり
清和天皇のとき僧行教により 貞観二年(860)平安京の鎮護として宇佐の御分霊を祀って石清水八幡宮を創立し
源頼朝は鎌倉幕府の鎮守として鶴岡八幡宮を建てるなど 全国に四万社余りの分社が次々と祀られていきました。

聖武天皇の勅願で 神宮寺弥勒寺を建てられた事で 国東半島の六郷満山の仏教文化発祥に影響を与えています。
勅使門
八幡信仰は 応神天皇の聖徳を讃えるだけでなく 大陸の文化や信仰と 昔からの神道と仏教を融合したもので
神事、祭会や 建造物、宝物にその麗しい姿を遺しています。

律令下での宇佐神宮は、神宮寺の弥勒寺とともに九州最大の荘園領主でした。
参拝においては、他の神社と違って、「二礼四拍手一礼」で参拝します。
宇佐神宮の上宮と下宮 片参りにならないよう 両方に参拝することが習わしとの事で
参道を今度は下って 下宮に向かいました。 拝殿箇所3つ×2
は意外な出費です(笑)。
嵯峨天皇の弘仁年間(810年代)勅願によって創建されて、上宮の御分神を鎮祭した事で、八幡大神・比売大神・神功皇后は上下両宮の鎮座となりました。
下宮の八幡大神は、御饌(みけ)を司り、農業や一般産業の発展、充実を守る神威を発揮されます。
古くから日常の祭祀には、とくに国民一般の祈願や報賽(ほうさい)が行われてきました。
そもそも宇佐は 神代に比売大神が天降られて早くから開け 宇佐の国造はこの神を祀りました。
そして神武天皇を迎えた聖地でもあったのです。
従って宇佐に 八幡様比売大神、神功皇后を祀る宇佐神宮が 奈良朝の神亀年間に創立されたのも けだし当然といえる訳です。

宇佐神宮では 来る平成27年に 十年に一度の 第256回臨時奉幣祭が古儀によって斎行されます。
世界遺産と同格であると云われる 国宝八幡造りの御本殿を中心に 境内の修復や神苑の整備が進められています。

伊勢神宮に次ぐ我が国第二の総廟であるだけに
参道は幅が広く 緩やかな傾斜で 長い参道と大社らしい
雄大さが感じられました。
 
 
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