宇部市にある 緑と花と彫刻に彩られた総合レジャーランド 常盤公園に行ってきました。
常盤公園は 宇部市街地の東側 常盤湖を中心に広がる 広さ188haの美しい公園です。
 
  公園西側の遊園から....
 緑と花と彫刻に彩られ カッタ君で人気を集めたペリカンたちで知られるこの公園は「日本の都市公園100選」「桜の名所100選」に選ばれ NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で68位にランキングされ その中で総合公園としては全国で1位にランキングされました。
 ときわ公園入園料は無料で 駐車料金のみ1日400円です。
広大な公園ですから入口は4箇所もあり 各入口に駐車場があります。
 園内は山口県屈指の規模を誇る大観覧車、スリル満点のウォーターコースターなどアトラクションが揃うばかりでなく 
ミニ動物園、屋外彫刻広場、熱帯植物園、石炭記念館、白鳥が群れ泳ぐ常盤湖など さまざまなスポットがあり 春は桜や菖蒲を愛でるにも絶好です。
 子供連れ、カップル、老夫婦、ジョギングする人達‥ etc
世代を問わず 多くの人に愛される公園という印象を受けました。
 (遊園地のみ火曜日休園)  ときわ公園公式サイト 

 宇部市の公園として開園されたのは昭和33年の6月で
昭和34年には 県内近県で初めてのジェットコースターも誕生
昭和35年には サボテン養成室とロックガーデンも完成しました。
湖水をとりまく風景が単調で アクセントに乏しかったから 屋外彫刻を構想したとも言われています。
サル山のときわ丸(写真左上)
宇部は基幹産業の石炭が斜陽化し 炭田閉山後の失業対策事業として造られました
失業対策事業では他に 噴水や菖蒲池を完成させています。
常盤公園内にある 宇部興産紹介コーナー(写真左上)
アルミホイールも造っているようで やはり本場だけに昔から 
“宇部の若者の車いじりはセンス良かった”と感じていたのは 私だけでしょうか…。
  写真の向うは石炭記念館
 宇部はかつて炭鉱町でしたが 宇部発展の基盤となった石炭鉱業の歴史を残すため宇部炭発祥の地である常盤湖畔に建てられたもので宇部炭鉱の歴史資料など展示しています。
 紅白の櫓は 東見初炭鉱で最後まで活躍した立坑櫓を移設しエレベーターを付け展望台としたものです。(入場無料)
  日本初の石炭記念館内部は 約3千点の機材や資料が展示され、地下には採炭場を再現したモデル炭坑もあります。

 宇部は石炭鉱業の発展により、大正10年に村から一躍市制を敷き発展しました。宇部は炭鉱町の割にボタ山がない町と云われましたが 海岸の埋立てに使われたからといいます。
昭和20年の空襲で 市街は焦土に帰しましたが 朝鮮戦争の特需で市勢は回復 「煤塵降雨量日本一の町」という有り難くない称号を受けた時期もありながら「緑と花と彫刻のまち」として美化を図り 炭鉱閉山後は化学工業都市に転身しました。
  
 常盤湖の白鳥とペリカン 
常盤湖の白鳥は亜種を含む7種全部約400羽を放養しています。
 コブハクチョウ…嘴が黄色でそのうえに黒いコブがある
 オオハクチョウ…嘴は黒で 眼先の裸の部分の黄色が鼻の
            孔の下にまで伸びている
 ナキハクチョウ…白鳥類の中で最も大型で嘴が全部黒く 
            鳴き声がラッパのように響く 
 コハクチョウ…オオハクチョウに似るが 小型で嘴の黄色い所
           が 鼻の孔の下まで伸びていない
 アメリカコハクチョウ…嘴が黒く 眼先の裸の部分に黄色い点
 コクチョウ…全身が黒く、嘴が赤で先のほうに白い帯状の線
 クロエリハクチョウ…体は純白、頭から首はビロードのような黒

実にさまざまな白鳥を目にすることが出来ました。
常盤公園の白鳥の放養が始まったのは昭和32年で 
オランダ・ロッテルダムとドイツ・ハンブルグから「こぶ白鳥」を迎えました。
皇居外苑の濠で白鳥の放養が日本で最初に始まったのは昭和28年ですから 日本でもかなり早かった方だといえましょう。

近くで皆さん餌をあげていましたが白鳥達は餌を奪い合いです。

カッタ君の暮らすペリカン島(写真左)
 恋人に会うために幼稚園に通うペリカンとして有名になりましたね。両足の赤いリングが目印と聞きましたが分かりませんでした。※ペリカン島は岸から10mくらい離れています 
 
 ペリカンは4種類50羽弱がいます
常盤湖のペリカンは人工孵化で育てられたので 人なつこいそうです。ペリカンの増加に伴い ペリカン島も平成7年には2倍に拡充されました。将来的には世界中に棲息する7種類全部を集める計画もあるようで 楽しみですよね。

 スワンのボートもありますし、遊覧船も出ています
美しい公園で 白鳥やペリカンたちの遊ぶ姿を見ながら 心を癒す事ができました。花の咲き誇る頃にまた行きたいな。
常盤湖について
 毛利秀元と確執状態にあった福原広俊が 元和8年(1622)隠退し 
後継の福原元俊が宇部への給地替えで 寛永2年(1625)宇部の領主となりました。
元禄元年(1688)、常盤一帯の開発にあたり 用水の確保のため萩藩に 池の築造願いを出し許可を得ました。
 その池が常盤公園の「常盤湖」で308年の歴史がある人造湖です。
荒地を潤して良田に変え、農業の潅漑用水だけでなく 石炭鉱業、化学工業を支える重要な役割を果たしました。
  屋外彫刻溢れる 常盤公園
 
 常盤公園の中にある宇部市野外彫刻美術館は、野外の彫刻美術館としては 神奈川県の箱根彫刻の森美術館と並び 国内の双璧を成しています。
国内屈指の彫刻ビエンナーレ(現代日本彫刻展)の会場としても有名ですが 「緑と花と彫刻のまち宇部」に最もふさわしい場所 常盤公園の彫刻を ここでは写真を中心に紹介します。。
 大きな公園のごく一部に、大きな彫刻作品が点在しています。
(駐車場料金400円を別にすれば)勿論 全部無料で見られるのが美点ですね。

 宇部は日本の野外彫刻誕生の地で、日本唯一の公募展開催都市です
昭和36年から隔年で開催の「現代日本彫刻展」は、新進彫刻家の登竜門です
野外彫刻展に出展された作品は ここ常盤公園や市街地に飾られ現在120点
街全体がギャラリーの様相を呈していると云っても過言ではないでしょう。
過去の出品者の中には今日、大家と呼ばれる人も少なくありません。
 炭鉱町から化学工業都市へ転身する戦後一時期、宇部は
煤塵で「世界一灰の降る街」と呼ばれた時期もありましたが
“街に緑と花を、そして本物の芸術を”ということで 街路の緑化が始まり
「現代日本彫刻展」の前身である「宇部市野外彫刻展」が昭和36年開催されました。

 基幹産業の石炭が斜陽化し 芸術や文化よりも宇部の次世代の産業育成に
力瘤を入れるべきだという時に よく英断したものだと思います。

 全国レベルの規模と内容の 野外彫刻展の隔年開催は 
人口18万の地方小都市には負担だと思うのですが
宇部興産などの支援や賛同もあるのでしょうか。

周りで白鳥と戯れる家族連れや、池でボートに乗るカップル
彼らも身近にある彫刻作品を さりげなく楽しんでいることでしょうね。
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