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温泉街は宍道湖畔を走る国道9号から 山あいに2km入った所にあります。
山陰本線の駅名は玉造温泉と言いますがやや離れており
玉造温泉口と呼ぶのが正解のような気がします。 |
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この温泉は神代の昔 大国主命と一緒に国造りをした少彦名命が発見したという伝説があります。
平安時代には「玉造」の名は京にまで響いたほどの伝統のある温泉で 出雲風土記にも美人の湯 薬湯と記されました。
なんでも“一度湯に入ると容姿が端正になり 再び入れば万病が治る”と綴られたとか。
江戸時代に松江藩はここに別荘「お茶屋」を設け 代々の藩主が静養しました。 現在では出雲大社をモチーフとした風呂があったり 露天風呂も色々揃い 各旅館が工夫を凝らしている印象です。
玉造という名の由来ですが 古代はここでメノウの勾玉や管玉造りが盛んだったからです。 |
須佐之男命(すさのおのみこと)は 当地で奉献された勾玉を天照大神に献上しましたが それが三種の神器の一つである 八坂瓊勾玉になったと伝えられます。
温泉街は玉湯川に沿っていますが メノウの看板を掲げる土産物店が特徴的です。そうはいっても 土産物店は多くなく 皆さんはホテル内ショップで済まされるのでしょうか. |
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玉造名物めのうをあしらった橋(写真右)、玉造温泉の絵葉書でよく見られる風景です。旅館ごとに架かる橋が それぞれデザインされ情緒を醸し出しています。
この温泉も歓楽色は薄く めのう橋のたもとにそれらしい店があるのみですが ホテル内ショップで飲むのでしょうか?。
三方を山に囲まれた温泉地で 情緒はあるのですが
惜しむらくは温泉街入口に 山陰自動車道の高架橋が全くムードぶち壊し(苦笑)
観光施設としては 出雲玉作史跡公園(古代の玉作りの工房跡や竪穴住居が再現)
出雲玉作資料館(古代出雲の玉造り遺跡から出土した 玉造道具などの展示)の、何れも玉造温泉街東側の山の上にあります。 |
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京町通といわれるスナック街。 |
川沿いの遊歩道に足湯もあります。 |
玉造温泉旅館協同組合加盟旅館が16軒 |
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玉造温泉で 最もお薦めの日帰り立ち寄り湯は
『玉造温泉ゆーゆ』です。
大浴場は最上階の5階にあり 古代の装身具 勾玉をかたどっていました。外観もダイナミックで近代的なデザイン 温泉街のほぼ中心に位置しています。
2階にはレストラン、3階4階はコンベンションホールで 夜間はどじょうすくいショーが上演されます。
山陰の伝統芸能 安来節を玉造温泉で味わうのも乙なものかもしれません。
入浴料600円 月休 10:00〜23:00(土日祝は朝が早い)(2008/8現在) 露天風呂は開放的で意外と広いですし サウナも勿論有り。最上階の5階にありますが 玉造温泉街が一望といかないのが残念。 |
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温泉の効能とは 温浴効果だけでなく 日常より解き放たれのんびり寛げるという方が比重が大きいと思いますが
ここでは確かに 宍道湖や出雲の山海の幸、松江の和菓子なども堪能出来ますね。息子も玉造温泉には好評価!
なぜか風呂上りには 黒酢入りリンゴジュースを好んで飲む
私達親子です(笑)。 |
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