水の都・大阪を周遊する観光船「アクアライナー」で リバークルーズを楽しみました。
大阪城公園〜中之島周辺の名所を約60分間ゆったりと循環遊覧するクルーズ船です。
 
  アクアライナー

  当サイト「ぶらり探訪」は 旅のマンネリ化を回避するために
何処で何を見れば良いのか 最近では考え巡る日々が続きましたが 都市のリバークルーズというのは まさに盲点でした(^^) 
思い浮かべて見ると 広島、東京の隅田川、福岡県柳川、松江、
そして最もバラエティに富んでいるのは大阪です。

 私が利用したリバークルーズは 大阪水上バス株式会社の「アクアライナー」です。
この企業は京阪グループ系列で「アクアライナー」の他
帝国ホテルの料理を味わいながらの遊覧船「ひまわり」も運航しています。
落語家が案内するリバークルーズというのもありますが こちらは運営会社が異なり
やや高いので ケチな私(笑)は アクアライナーを選択しました。 

アクアライナー乗り場は JR大阪環状線の大阪城公園駅と大阪城ホールの間です。
   
 「アクアライナー」というのは船名ではなく、
大阪水上バスが運航する水上バス型観光船の総称および航路名で 船名は「なにわ2号、なにわ3号」などと名付けられています。

 旧淀川を航行するわけですが 大阪城公園から船に乗ります
寝屋川 そして旧淀川に入って 大阪の都心を航行しました。

 大阪城は、全高の低い船からはやや見づらいのですが 
淀川の本流が 大阪城(大坂城)を護る天然の要害であった事、
また この淀川を上ると京都に繋がる 交通の要衝でもあった事などを 船内の観光案内は語ってくれます。

 旧淀川に入ると 摩天楼が林立し高速道路が河川をまたぎ
大都会を象徴するような場所を航行する風景となります。

 八軒家浜船着場(天満橋)辺りは 江戸時代京都伏見と大阪を結ぶ水上交通の拠点として栄えました。三十石舟といわれる舟が昼夜を問わず往復し 大変賑わった場所。
北浜 淀屋橋 西日本の中枢として発展したエリアを進みます。
 
イングリッシュティールームがあるビル「北浜レトロビルヂング」が見えます。
 船は中之島にさしかかりました 土佐堀川と堂島川に挟まれた
中之島。 市役所、日銀、新聞社、会議場、などが建ち並ぶ
大阪の中心となります。
まるでパリのシテ島を思わせる風景。

都会の中だけに 川は決して綺麗なわけではありませんが....
 アクアライナーは1周約60分。これくらいが飽きが来なくて好適だと感じます。
観光案内は女性ガイドを乗せての肉声ではなく テープとなっており 
日本語と英語で 河川から発達した“東洋のマンチェスター”大阪の歴史を説明してくれます。
それで乗船料が1,700円(2010/3現在)と 安く抑えられている点が嬉しいところ。
大阪城天守閣入館券とセットになった券も 発売されています。
観光案内冊子なども至れり尽せりで 商業・サービスの街大阪の面目躍如といった感。

※乗船料については 桜の時期など特別期間は1,880円になるなど(2010/3現在)
公式サイトで充分に確認して下さい。
 それにしても川から観る観光というのは 味がありますし
船内でビールを飲めるというのも良いですね。
今世紀になってからは 道頓堀川をめぐるコースも追加されています。 
 船内は全席座席指定 早めにチケットを買い求めておけば 窓際に座れますが 平日の閑散期であれば 特に焦る必要はないでしょう。

 1983年、大阪城築城400年祭の時から運行が開始され 既に27年 現在年間約20万人の利用者があるそうです。

 いくつもの橋をくぐりますが
水面からの高さが低い橋も存在しますし 満潮もありますから
船体は高さが低くペチャンコです。満潮時も安全にくぐるため、さらに船高を低くするデモ運転(左写真参照)をしてくれます。
総トン数 - 35.0トン
全長 - 28.5m
全幅 - 4.9m
旅客定員 - 108名
推進方式はウォータージェット方式で 水を取り入れて再び噴出する
水の中に酸素を送り込む=川の浄化にも繋がっているようです。

 大阪城、八軒家浜、淀屋橋、OAPの4ヶ所に船着場があり、
1時間毎 に各乗り場から出航しています。
途中の港で降りたり 区間利用も可能です。
原則として毎日、日中1時間おきに運航され 日没後の運行はありません。
花見シーズンには増発されます。

大阪造幣局の桜の通り抜けはこの辺り(写真は人工着色) 桜の時期に来てみたいですね。
 大阪は 市営の観光バスの方は廃止されてしまいましたが
リバークルーズはこのところ盛況を呈しており、複数社が個性豊かなコースを運航しています。

 大阪の場合 水の都の魅力が存分に味わえるこちらの方が 似合っていると感じますね。




  船窓風景を楽しんだ後は 大阪城

 リバークルーズで船窓風景を楽しんだ後は 大阪城梅園や大阪城の観光を楽しみました。
大阪城は花の名所でもあり 私が訪問した時は 大阪城梅林の梅が見頃でした。
 大阪城(大坂城)は 1583年(天正11年)、安土桃山時代に石山本願寺の跡地である、上町台地に、豊臣秀吉が築城を開始しました。豊臣氏の居城 そして豊臣政権の本拠地となりましたが、
大坂夏の陣で豊臣氏の滅亡とともに焼失しました。

 徳川政権は豊臣氏築造のものに 高さ数メートルの盛土をして縄張を改め 豊臣氏の影響力と記憶を払拭するように再建したようです。
 1959年(昭和34年)の大阪城総合学術調査において、
城跡に現存する櫓や石垣などは徳川氏、徳川幕府によるものであることがわかっています。
以後、幕府の近畿地方、および西日本支配の拠点となりました。

 現在は、昭和初期に復興された天守と櫓や門などが現存し、
城跡は、国の特別史跡に指定されています。
日本三名城の一つ(大阪城、姫路城、熊本城)です。


 川面から見る街の風景 普通に暮らす私達には珍しいだけに 印象に残る事請け合いです。
皆さんも 大阪に行かれたらリバークルーズを楽しんでみては如何でしょうか。
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