沖縄県名護市のナゴパイナップルパークに立ち寄りました。

 パイナップルの栽培適地は『年平均気温摂氏20度以上 年降水量1300mm内外で
熱帯の平地から海抜800mくらいまでの排水の良い肥沃な砂質土壌』なのですが
条件を満たす“雨が多すぎない酸性土壌”となると 沖縄本島北部に集中してしまいます。
(逆にサトウキビはアルカリ性土壌の沖縄本島南部に集中しています)

 殊に 水はけが良いほど好ましいので やんばる山岳地帯の斜面に植えられています。

 

ナゴパイナップルパークは そんな沖縄パインの主産地に昭和54年オープンしました。

表の看板だけ見ると ハワイの様に大きな所かと想像しましたが(^^) アレッ?と思えた小じんまりとした施設なので、
比較的短時間で回れます。 園内には100種類以上のパインがあります。
  
木に実る訳でなく、地面の低い場所に一株に一つずつ育ち、
その葉にはトゲがあるので、収穫するのも大変でしょうね。
 
ここでのウリは 園内を自動のパイナップル型ゴルフカートで
パイナップル畑を回れるという事。話のタネにいいかも
 

 パイナップルが沖縄本島に入ったのは比較的遅く 
明治20年に小笠原から輸入されたものが国頭郡に栽培されたのが最初です。
 戦前は細々と栽培されているに過ぎませんでしたが
戦後は栽培が拡大、1960年にはサトウキビと並ぶ沖縄の二大基幹作物となるまでになりました。最近では安価な外国産パインの輸入に圧され 沖縄県で年間1万トン位の出荷で推移しています。
 
パインワインやジュースが試飲し放題(写真上)
でも容器が大変小さいけど(笑)
 パイナップル食べ放題とは 
実際には 大皿にブツ切りしたパイナップルを爪楊枝で立ち食いするものです
でも試食を食べまくるのも品がないですし(^^;

 1月はシーズンオフという事でパインは白っぽく酸っぱいのです。
ビタミンB1やクエン酸も含まれ、食物繊維も豊富。まぁ、あまり食べ過ぎると舌がしびれるので要注意です。

 色々試食しまくったが(笑)パイナップルワインケーキが一番美味かったぜ
ツアーの立ち寄り場所になっているので、団体さんも大勢います。
開園30年だけに 観光の定番スポットとして定着している感じ。
 園内は 出口に向かう所にお土産屋と店員さんが多く 
売り込みも必死なので “お金を払って入る土産物屋”の印象はあるかもしれませんが、沖縄は何処でも同じようなもの。

工業出荷額と県民所得が日本最下位で 失業率が首位、
観光産業に依存している沖縄県だけに(失礼)
“それはここでは致し方ない事なんだ、本土との格差を何とか縮めようとここでは皆が頑張っているんだ”と感じてしまい
賑やかな土産売り場の隅で、私自身は少しだけ胸が詰まるような もの寂しい気持がしました。

いずれにせよ パイナップルに特化した施設は日本国内では珍しい存在で、地域の雇用対策にも貢献していると思います。
せっかくの沖縄の旅なので観光施設と割り切って おいしいフルーツを食べ、お土産を選んで買って発送依頼。
沖縄の現実を考慮した上で楽しんだ方がお得でしょうネ。

すぐそばには 沖縄フルーツランドもあります。

1月はパイナップルをはじめトロピカルフルーツにとってはシーズンオフではありましたが、本島北部は名護まで足を延ばすきっかけがあれば 立ち寄ってみても良いと思います。
パイナップル資料館 パイナップルワイン蔵

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