万座毛(まんざもう)は、東シナ海に面し、
沖縄海岸国定公園に属する 沖縄県国頭郡恩納村にある景勝地です。

 時の琉球王朝の国王尚敬が 領土巡視の最中にこの地を訪れ、天然芝の野原を見て、「万人を座らせるに足る毛」とと評したことから その名が付きました。
国王尚敬の行幸の際に 地元の女流歌人恩納ナベが王一行を歓迎して 「波の声もとまれ 風の声もとまれ 首里天如那志 美御機拝まで」の即興歌は有名で その歌碑は万座毛入口の木麻黄林の中に立っています。
「毛」は沖縄の言葉で野原や草原の意味で 広大な草原が広がっていたようです。

 天然芝が一面に広がり、周囲の植物群落が、沖縄県の名勝に指定されているのですが 現在の万座毛は 草原よりも断崖絶壁の方が雄大な美しさで 沖縄でも有名な景勝地になっています。ガイドブックに載った写真よりも 実際に観た方が感動するはず。

上面の芝草原は高麗芝主体で、これにナハエボシグサ、シオカゼテンツキなどが混じっています。
いずれも強風や塩分、乾燥に耐え得る植物で
周辺の樹木にはモンパノキやクサトベラなど低木群落が見られます。
一人一人の植物採取が群落全体の破壊に繋がりますので 大切にしたいですね。
海岸の絶壁に、象の鼻の形の岩が付いているのが特徴。
隆起サンゴ礁の断崖に打ちよせる荒波と、眼下に広がる青い海 そして眺望は雄大で素晴らしい。
 
無言でずーといつまでも眺めていたい・・・美しい風景
万座毛の断崖は隆起した珊瑚礁の琉球石灰岩です。

定期観光バスだと 万座毛の平均的観光時間は20分である点が“難と言えば難”です。
遊歩道をぐるっと回るその間に、ガイドさんによる観光説明、記念撮影が含まれますから ゆっくり一眼レフで アングルを考えながらレンズを交換しては写真を撮る暇はありません。コンパクトデジカメで記録に留める程度ならナントカ(笑)。
(GWとか観光客の多い時期は 他の人が写真を撮り終わったすきにササッと撮影しないと難しいかも)

写真撮影でもう一つ言えば、万座毛と青い海を入れるには午前中に行くのがお薦めで 午後は逆光になりこの象岩は陰になってしまいます。夕陽は素晴らしいようですが...。
(沖縄バスの定期観光バス 美ら海・今帰仁城跡コースでは ここは最初に訪れるようになっていました)
 遊歩道が整備されています。が、自殺の名所だからか 柵がなされていてルートが指定されています。
風も強い場所ですので お子様連れの皆さんは注意して下さい。
また崖っぷちには安易に立ち入ることのないように!

 象の鼻の形の岩の反対側の対岸には、万座ビーチホテルが見えます(右写真参照)。
 入口には土産物屋くらいしかないです。
いかにも一昔前の観光地然としていましたが(^^)。
両手ほどの貝殻が¥800でしたし シークァーサージュースは美味でお勧めです。

万座毛は観光地であり やはりというべきか駐車場は『わナンバー(レンタカー)』が大勢を占めていました。

沖縄では外せない景勝地「万座毛」
沖縄美ら海水族館への途中に立ち寄られる事をお勧めします。


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