熊本県阿蘇郡南小国町にある 黒川温泉にも行ってきました。

 黒川温泉はやまなみハイウエーから国道442号線を
西北に約7km進んだ所にあります。

 山深い渓流沿いに開けた風情ある温泉は 約25の宿があり 
殆んどが露天風呂を持ち
観光案内所の風の舎で入湯手形を買えば 湯めぐりが楽しめます。
  黒川温泉 人気の理由
 黒川温泉が各種旅行ツアーに組み入れられ 人気温泉地となった背景ですが 
 従来の宿泊主体の宿では 立ち寄り湯観光客は敬遠され 
ぞんざいな扱いを受けていたのに対し
黒川温泉は露天風呂のバラエティが豊かで それを生かし
入湯手形なるシステムを作り
観光客もそれを携帯して温泉を楽しめる事をきっかけとして 全国的に知名度が高りました。
 客足の増加で益々競うように露天風呂づくりに拍車がかかり 露天風呂天国となり 情緒のある温泉街も形成され 
宿泊客も確実に増加して
 “週末は数ヶ月先まで満室”の宿も存在するなど 
現在の隆盛となるに至ったという事だそうです。
付近の阿蘇、くじゅう等と併せた観光も可能というメリットも味方しましたが まさに“損して得とれ”の典型といえますね。 
 温泉街は 山深い渓流・田の原川を中心に小じんまりと纏まっており 約30分あれば散策できます。
温泉街らしい風情も充分にありますが 道幅が狭いので 車に気を付けて歩いて下さい
歓楽的な遊興産業が全くありませんので 女性や子供連れでも安心して温泉めぐりが楽しめます。 
くじゅう花公園が県道442号線→県道441号線で僅か20kmと近いのも 人気の要因でしょうね。
入湯手形
 黒川温泉の露天風呂巡りに 温泉街の中心の風の舎
(観光協会協同組合の案内所…上写真中央)で
1,200円の入湯手形を利用されるのが得策です。
この入湯手形は各旅館の露天風呂3箇所に入れるもので AM8:30〜PM21:00までが入浴時間です。
杉の丸太に焼印というのが風情があって良いですね。
裏に貼ってある3枚の温泉マークのシールが入湯券となります
  湯の里を散策しながら
 温泉街の宿は情緒があり 温泉街から離れた宿はワイルドな露天風呂が多いとされています。

 源泉温度はほとんどが90度以上の塩類泉です。
露天風呂はぬるくなりやすいので高温の源泉が適しており
切り傷や慢性の皮膚病に効能があります。

風呂上りは 昔乍らの瓶に入ったリンゴジュースが合いますね。
 ふもと旅館(写真上)
温泉街のほぼ中央にある12種類15の湯が楽しめる宿 
手形利用者は限定されますがそれでも混浴露天風呂、女性専用露天風呂は利用可能です。
環境を守る為に
黒川温泉では何処も 自然に優しい
成分で作られたシャンプーやリンス、
ボディソープ等が準備され
 出来るだけ石鹸の水を流さないように
お願いしています。
こういう取り組みが“知的な感性を持った
温泉地”だと好感を得ているのでしょう。

 温泉街の散策はいご坂 柿の木坂、
下川端通り(写真右、上6点)が中心で
数は少ないが食事処やカフェ、陶器屋、
お茶漬け屋等あります。
買物や休憩で1時間はみたいところです。

 いずれも道幅が狭いので 
車は気を付けて通って下さい。

公共交通機関は本数が少ないので マイカーかレンタカー、或いはツアーで行かれるのをお薦めします。
(別府〜熊本間の九州横断定期観光バスは黒川へ来ます/2007/8現在 公式サイトで確認を推奨)

右写真は、「短時間で露天風呂のはしごは疲れたよ」と息子(笑)
黒川温泉の公式サイト 露天風呂の画像が多いので 事前にチェックするのに最適です。
     http://kurokawaonsen.or.jp/

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