山口県下関市の海響館が 2010年3月にスケールアップしましたが ようやく機会が出来たので行ってきました。

 下関の水族館は以前 長府地区にありましたが 老朽化が進みこちら唐戸の観光スポット&関門海峡に近接する形で作り替えられ 水族館は「海響館」と名を変えて 2001年4月1日に開業しました。 写真は入口付近。
 
 水族館の建物の形は クジラをモチーフにデザインされています、上空から見るとそれが分かりやすいのですが
(屋根がクジラをイメージした形状)、地上から見た外観では分かりづらいと思います。

こちらのコンテンツでは 海響館を中心に周辺の観光に至るまで 豊富な写真で紹介します。
  日本最大級のペンギン村
 海響館9周年で、新たに出来たのが「ペンギン村」で 2010年3月
1日に誕生しました。

 日本最大級のペンギン展示施設で 水深6m 水量約700トン、ペンギンプールとしてはこれほどダイナミックなものは滅多にないと実感します。亜南極ゾーンと温帯ゾーンに分かれていますので 順にお見せします。
亜南極ゾーン
水上と水中が体感できる仕組みとなっており 水中トンネルから頭上をペンギンが泳ぐ姿を見られます。
泳ぎは飛ぶような躍動感があってびっくり!。
温帯ゾーン
木道を歩いて回遊するような形での観察となり フンボルトペンギンが暮らしています
ペンギン体験学習プログラムもあり 体験型イベントとしては
ペンギンタッチ ペンギンとの写真撮影
ペンギンレンジャー(フンボルトペンギン特別保護区内に入場して 野生地での調査活動を疑似体験)などがあります。(人数制限もありますので お早めに)
チリ国立サンチアゴ・メトロポリタン公園より「生息域外重要繁殖地」の指定を受けています。
海響館は チリ・メトロポリタン公園と 繁殖支援や 野生地での研究や保全などで 互いに協力しています。


「ペンギン村」は地上2階、地下1階建て(延べ約2120平方メートル)。 総事業費23億円。
泳ぎや歩行、食事を含めペンギンの多様な生態を堪能できるのが異色です。
ペンギングッズばかりが並ぶペンギンショップ
海響館内には 他にミュージアムショップも勿論あります。
  海響館 メイン棟を見て周る
ますは4階へ上がるスロープエレベーター。海響館は上から下に降りるように
見学コースが設定されています。
壁面には様々な海の映像が投影される仕掛けになっています。
  関門海峡潮流水槽
実際の海の中をのぞいているような 不思議な世界です。
海中トンネル マイワシの群れが銀色に光りながら渦状に泳ぐ 
幻想的な風景が愉しめます。
マンボウも ふぐの仲間って知ってました?
100種類以上の世界じゅうのふぐの展示 
海響館は最早 ふぐの養殖場です。 ふぐが多すぎの感もありますが.........。
個人的にはこういうマニアックな水族館は好きですね。
  イルカとアシカのステージ

イルカとアシカのステージも大人気でした。

ここは日本で最初にイルカとアシカの共演を成功させた水族館で
ここでしか見る事ができない 様々な躍動的でダイナミックなパフォーマンスは必見です。
関門海峡がバックに望める所が良いですね。
海響館をゆっくり見て回ろうと思えば 約3時間程度だと思います。
手の甲にスタンプを押して貰えば再入場も可能です。
(例えば 外のカモンワーフで食事をしたり 遊覧船で門司港レトロへ行った後で
 再度立ち寄る事も出来ます)

クラゲ、熱帯水槽、アマゾン地域、カブトガニ、ゴマフアザラシ、すなめり と続いています。
シ−ラカンスの標本もあります。個人的にはこのフロアーは結構良いと感じました。

海響館内には レストランカフェがありますが
イルカが見られる大水槽が店内にくっついており 泳ぐイルカを見ながらイタリア料理などを楽しめます。


地球は約46億年前に誕生しましたが
当初は灼熱だった星に そのうち出現した海......。
長い年月で 海は様々な物質と触れ合いながら 様々な生命体を育んでいきました。

地球のかなりの面積を占める広大な海
そして その中の生命の響きを立体的に視聴し体験できる
素晴らしい施設だと実感しました。
日本唯一のシロナガスクジラ骨格標本
シロナガスクジラは、地球上で最も大きな生物で
骨格標本は世界にも数体しかなく 23mもあります。
下関は近代捕鯨発祥の地として栄え 現在でも調査捕鯨の基地の一つとされています。

設置主体は下関市 管理運営は市の外郭団体の下関海洋科学アカデミーが行っています。
大都市圏から離れた 地方の市立水族館ながら
海洋とその中で育まれる様々な生命&環境を 最先端の技術で見せてくれます。
開館時間/9:30〜17:30(最終入館17:00)
年中無休
入館料/大人2,000円 小中学生900円 幼児(3歳以上)400円 ※20名以上の団体割引あり
 (※情報は2010年8月現在のものなので 公式サイトで再確認下さい)
 カモンワーフ

関門海峡の海産物 レストラン お土産店ほか 多彩なショップが並ぶシーサイドモールとなっています。

ボードウォークから 潮風に当たりながら散策が楽しめます。
関門海峡も一望なので 旅気分を満喫できるはず。
海響館からは近く、歩いて5分ほどです。
カモンワーフにはちょっとしたおみやげ屋さんや、テイクアウトできる場所などがあり、食事ができる店も多いです。2階にたくさん料理屋さんがありました。

カモンワーフは 下関ならではの珍しくて美味しい食べ物が豊富です。ふぐバーガー 天然フグの白子いりたこ焼き うにビビンバ うにソフト等は有名です。
 唐戸市場
下関の市場 唐戸市場を紹介します。
唐戸市場は昭和8年に開設され 地方卸売市場として業者相手の卸売機能と、一般消費者も気軽に魚や食料品を買える小売機能を併せ持ち 朝7時までは業者(玄人)、9時以降は一般消費者で混み合います。
土日祝は市場をやっていませんが 観光客向に色々な料理を販売しています。

建物は1階に 食品卸センター 仲卸売場コーナー おさかなセンター 鯨・蒲鉾コーナー、生花・青果、鮮魚、そ菜生産者直売
2階に市場食堂があり こちらには回転寿司もあります。
屋上は芝生広場になっており 関門海峡や関門橋が見渡せる絶景のスポットです。
 ※唐戸市場2階への有料駐車場入口は、車の右側をこすりやすいので 注意して下さい
水産物の販売に限らず 地元の農産物なども自分達で販売する
地方卸売市場としては特異な販売形態が見られ 本場であるふぐやウニ、タイ、ハマチ等 新鮮で豊富な品揃えが魅力です。

平成13年には カモンワーフに隣接した現在地に新設されて、古くからの伝統を受け継ぎながら 下関観光の顔として賑わいを見せています。平日であれば沢山の仲買の店で 思わぬ堀出し物に出会えるかもしれませんね。
定休日さえ気を付ければ、午前中なら何時行っても何かしら買えます。 あまり遅くなると物が無くなってしまいます 午前中のうちには行ったほうが正解かも。
混んでいて、市場ですから匂いもありますし、コンクリの床も水浸しです。自分で好きなものを選び支払って食べるシステムで 机もイスも簡易折畳みです。お洒落が気になる女性は そういったシーンで着て行くファッションを想定した上で足元には気を付けて 探訪してみて下さいね。
 唐戸の洋風建築
付近に建てられた明治〜大正の洋風建築も撮影してきました。

関門海峡に臨む 下関の唐戸地区は 明治〜大正にかけて
英、独、米など8ヶ国の領事館が置かれ
国際貿易都市として繁栄していました。
当時の日本で領事館が置かれたのは横浜、神戸、長崎、函館など 限られた港町で 下関が欧米列強から重視されていた事が分かります。

現在もここには当時建設されたモダンな洋風建築が残っており
昔の繁栄を今に伝えています。


江戸時代の下関は 2極に分かれて開けており
政治の中心地は城下町の長府
北前船の寄港地で商業の中心地は唐戸 でした。
それが明治維新後 藩政廃止と国際貿易の隆盛化で 海運の重要性が増し
唐戸が下関の中心に移って行ったのです。

明治初期の下関港は大型の外国船が停泊するのは 水深が浅かった為 浚渫工事で出た土などで 海沿いを埋め立て 港の整備を進め 多くの外国船が寄港する 国際貿易港になりました。
旧下関英国領事館 (写真上)
国重要文化財で1906(明治39)年完成。現在は工事中

下関南部町郵便局  1900(明治33)年完成 煉瓦造り
1871年に全国で初めて設けられた180の郵便取扱所の一つです

旧秋田商会ビル(下関観光情報センター) 1915(大正4)年完成。
鉄骨鉄筋コンクリート造りは 国内でも最先端でした。
関門橋を望む 
手前の赤灯台・白灯台は 恋人同士がそれぞれの灯台に触れながら願い事をすれば叶うそうです
関門海峡  下関側から対岸の門司港レトロへ行く遊覧船も頻発しています。
見どころ溢れる下関・海響館とその周辺、皆さんも訪ねられてはいかがでしょうか。
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関門海峡の眺望は最高。唐戸市場は歩いて3分、門司港レトロへ船で5分。
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ちょっと贅沢なふぐ料理とお肌に優しい海水風呂が自慢のお宿。唐戸市場や赤間神宮へのお散歩も楽しみです。
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