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 広島県安芸高田市美土里にある神楽門前湯治村に行ってきました。(MAPはこちらから)
ここは文字通り 神楽、湯治、門前町の3つがセットで楽しめる観光地でした。
 
  神楽と湯治の門前町
 中国地方の西部の山間地域 特に広島県北部は伝統芸能の神楽が盛んな地で 地区の氏神社ごとに神楽団が編成されており 各社の例祭はこの神楽団を中心にして氏子たちが総出で行います。殊に美土里町地区は人口4,000人に13もの神楽団を有します。 
 一方で産業資源に乏しく 広島市などへの通勤圏から離れた山間部は人口流出が顕著で 観光振興による地域活性化しか発展の途が無いのが現状です。それならば地域で盛んな神楽 温泉、地域の味覚の3点をウリとして広島沿岸都市圏から観光客を呼び寄せ 田舎風のもてなしをしながら広島県北部の魅力を発信する目的で この観光施設が誕生しました。

神楽門前湯治村 玄関口の 表御門
 村おこしを目的としたテーマパークか....とそんな作為を感じながらも 門をくぐってみたら

格子づくりの建物が軒を連ねる 素晴らしい雰囲気の門前町が 私たちを迎えてくれました。
  神楽と湯治場、そして田舎の味覚を楽しめる“昔日の門前町”的な趣で造られ 門前通りには 天然ラドン温泉の湯屋や湯治宿、茶店、田舎料理の店 郷土産品の店など立ち並び 温泉での入浴、神楽鑑賞、食事、お土産購入など すべてがまかなえるのが特色です。
 千と千尋の神隠しを思わせる 情緒あふれる門前町の散策は楽しいもの。所々に湯治宿、旅籠 旅館などがありますから 日帰りだけでなく泊まりも可能です。(まぁ 小じんまりとしていま
 すから 3時間もいれば通りを何往復もするでしょう(笑))
体験工房 神楽面の絵付けが愉しめる 川口健治絵画館 神楽の絵が沢山 神楽資料館 歴史や伝統を解説してくれる
知性派には 神楽の資料館、川口健治絵画館(神楽の絵)、体験工房(神楽面の絵付け)もあり まさに老若男女選ばないスポットといえましょう。

高低差も少なく小じんまりとしていますから、高齢者や身障者でも負担が少なくお勧めできます。 天然ラドン温泉と神楽ドームを両端に置き 老人や子供でも分かりやすく 迷子になりにくいといえます。通りの縁台に腰を下ろして喉を潤す人も多かったですね。

 開門は6時ですが、まだその時間には店は開いていません。
店や施設の開始時間は店舗によってバラバラで
8時開店は「おみやげ処 道面商店」。 一番遅い22時閉店は「うどん・そば 権兵衛」
となっています。 
山里料理、名物囲炉裏焼きの「田舎料理ふくすけ」、旅籠の「千両萬両」、
右手には、おみやげ処「道面商店」「うどん・そば 権兵衛」、
「駄菓子めじろや」「おもちゃどんじゃら堂」「売切れ御免の福助トーフ店」
ハイカラパン「舶来堂」、餅と和菓子の「宝餅」
そしてその向うに「神楽資料館」「体験工房」があります。
土産店はバラエティーに富んでおり 地酒や地域産野菜、民芸品 桑田米といわれる広島県で最も美味しいといわれるこの地域の新米を購入できました。

「ふくすけ」という食事処は 猪など田舎風の珍しい食べ物を食べさせてくれるので 機会があれば立ち寄られてもと思います。写真は幕の内弁当です。
門前通り 奥に天然ラドン温泉 岩戸屋の建物が見える 門前広場 右手の大きな建物は 天然ラドン温泉の岩戸屋
 天然ラドン温泉で夢のようなひととき
 次に 門前町の東端に位置する 天然ラドン温泉 岩戸屋で 湯に浸かるとしました。 
神楽の起源は「天岩戸伝説」に遡ると云われますが 岩戸屋の名称もそこから命名された感じです。
泉質は単純弱放射能冷鉱泉のラドン泉。2階建ての入浴施設となっており
大浴場、岩陰の露天風呂。蒸気サウナ、薬湯(香りの湯)、屋外バルコニージェットバスなど 7種類の湯があり
飽きることなく 1時間以上も温泉を堪能しました。
  薬湯は日替わりとなっているようで 私が利用した時は「どく
 だみ湯」でした。
 ジェット噴流のボタンを押してゆっくり浸かったので 帰りに
 車でムチャ眠くなったけど(笑)。  
 露天風呂はあるし サウナは3回も入って気分もすっきり優れ まさに湯治が出来た感じでした。
風呂上りには、岩戸屋すぐ横に無料休憩所があります。車で行くとビール飲めないのが難ですが(笑)。
時代劇のセットのような門前町は写真好きにも愉しく 素晴らしい撮影が敢行出来ます。
 神楽資料館
 平氏の大きな人形があり平家一門と因縁のある場所で 源氏が主人公というのも不思議な
気がします。天岩戸のホログラフィー(立体映像)で天照大御神を拝めます。
その横に 売店があり 鬼除けの面が2万円台で売られているのを見て欲しいなと思いましたが
断念しました。神楽カレンダーや神楽DVDほか 色々な神楽グッズが入手出来ます。

 神楽の語源は神座(かむくら)にあると言われています。
神座は神を迎える神聖な場所ですが 太陽、風雨、大地のもと
自然現象に存在する神が 大衆の願いで神座に降りてきて
その前で音楽舞踊を行って 神を慰めるのが神楽なのです。

 里の民衆の暮らしに根を降ろし 心の支えともなっていた神楽ですが
神楽に様々な創意工夫が施され 演奏や歌、踊り、芝居など多くの芸能的要素も取り入れられ
伝統芸能として昇華していきました。
 神楽ドーム
 3,000人を収容でき ここで神楽公演が行われます。神楽門前湯治村では鑑賞料700円(子供300円)
日祝日が定期公演 土曜日は公開練習となっており 12:30からと14:30からの一日2回行われます。
夏は夜神楽というのもありますし これ以外に不定期で特別公演、競演大会 広島神楽グランプリなどもあります。
神楽門前湯治村に行かれるなら やはり土日祭に行かなければ あまり意味がないと感じますね。

 私が訪問した日曜日は 錦城神楽団の定期公演でした。
「神楽ドーム」前から三分の二は地べたに畳が敷かれた升席となっており座席予約も出来るようで 指定席も設けられていました。

 本来の神楽は2〜3時間舞うものですが 所謂ショー化された神楽なので 万人が退屈しないような約50分仕立てとなっています。
 私がこの日観賞したのは「土蜘蛛」と呼ばれる神楽で
源神光が葛城山の土蜘蛛の精魂を退治するというストーリーでした。
多分 姫の病気は 姫が土蜘蛛を嫌がってつい殺してしまったのが原因かなと 思いましたが
このように ここの神楽は 筋がはっきりしていて 難解さがないのがgood。
私のような初心者にも理解しやすく 見入ってしまいました。

 お囃子が情緒豊かにかなえられ 神楽舞踊を盛り上げます。
きらびやかな衣装と鮮やかな衣装替え そして素晴らしい雄姿 巧みな舞いも映えていました。
  
駄菓子屋などもあるので、家族連れでも退屈せずに過ごせます。

 神楽を舞い継ぐ人たちは 皆 本業や勉学の傍ら ボランティアで行っているようです。
地元で商売をしている人達は 地域に密着するため夜な夜な練習しているのでしょうね。

温泉でゆったり過ごし,懐かしい町並みをそぞろ歩きしながら、田舎の美味いものを食べ 神楽を見る。
思ったより濃密な5時間が過ごせました。
こういう田舎で 更にそば打ちなどが出来れば もっと人気が高まるかもしれないですね。
 広島県北に位置し 広島バスセンターから直行バスは無く 公共交通機関は 高速バス「美土里」バス停で降り、
そこから神楽門前湯治村の無料送迎バス(グループ、団体)を利用する事になります。
 無料駐車場は300台完備ですが 神楽公演日は人も多いそうで 朝早めに行かれる事をお勧めします。
   ●神楽門前湯治村 公式サイト


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