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 奈良県斑鳩町にある 法隆寺を訪ねました。
法隆寺は世界最古の木造建築として1,300年の歴史を誇り
この建築物群が日本国内では最初の世界文化遺産に指定されました。
古代寺院の伽藍配置を完全に残し 国宝や国指定の重要文化財の宝庫です。
 
 法隆寺へはいきなり門前へ車で乗り付けるよりも 
私は松並木の参道を200mほど歩いて 南大門へ向かうことをお薦めします。
このアプローチこそが 日本最古の寺への憧憬を湧き立たせるわけで、
歩を進めるに従って 心を日常から次第に切り離し 鎮めてくれると思うのです。

 南大門が法隆寺の表玄関となっていますが こちらから入りました(写真右→)
1438(永享10)年再建の 入母屋造り 三間一戸の八脚門で 国宝です。
 西院伽藍から東院伽藍へ 拝観経路に沿って見て歩き
 南大門から真っ直ぐ進むと 五重塔と金堂を中心とした西院伽藍
南大門から右手(東側)に進むと 夢殿を中心とする東院伽藍
その中間に聖霊院や大宝蔵院があります。

拝観受付は西院西回廊 中門の左手になります。
中門
西院伽藍の正門です。
左右の金剛力士像(日本最古の仁王様)もお見逃し無いよう!
口を開いたのが阿形像、口を閉じたのが吽形像です。
(711(和銅4年)に造られ もちろん日本最古の仁王様)

柱の形状が ギリシャアテネのアクアポリス同様 
中間が膨らみ上下が絞られているのが判るでしょうか。
西洋の建築様式がシルクロードを伝わって 終点が奈良というわけです。

 五重塔と金堂を中心とした西院伽藍から歩きます。西院伽藍は飛鳥時代のもので 五重塔と金堂を 中門と講堂を結ぶ回廊が抱く配置を 法隆寺式と呼びます。
五重塔
 仏教寺院にとって最も重要なのが五重塔とされ もちろん日本最古の五重塔です。
高さは31.5m 各層の平面の減少率が大きい事に特色があり
5層目は1層目の半分です どっしり安定感が感じられますね。

金堂(写真左上の左手建物)
 飛鳥様式を残す日本最古の建築で この金堂こそが世界最古の木造建築なのです。正方形に近い造りで重量感があります。
この手の建物も奈良時代になると間口が広がり横長となります)
内部には4つの浄土(釈迦、阿弥陀、弥勒、薬師)が描かれた壁画があるのですがこれは昭和24年焼損したので再現壁画です。もちろん写真厳禁です。
回廊 太い檜の柱の木目は長い年月にさらされ 
ざらりとした手触りです。
南大門の左右から 美しい築地塀がのびて寺を守っています。

東室(僧侶が生活していた住居)と妻室
聖霊院 聖徳太子尊像を安置 福縁院
食堂  日本最古の食堂です。 鏡池
大宝蔵院(百済観音堂)
 正面中心が平成10年10月に出来た観音堂で 百済観音を祀っています。その東西が宝蔵院となっており 1400年余におよぶ
飛鳥・白鳳時代の国宝、名宝などの数々を収蔵しています。
玉虫の羽を敷き詰めた玉虫厨子、日本最初の印刷物である陀羅尼経、夢違観音像など 日本を代表する宝物を 目の当たりに出来ます。
百済観音像の優美な姿が印象的でした。
(内部は写真厳禁ですので 画像では紹介できません)

私は少年時代 切手収集もしていましたが 
国宝シリーズや通常切手の高額郵券などに見られる その本物が並んでいるのです。(国宝シリーズは 印刷が図柄によって彫刻凹版orグラビアでしたが) それにしても素晴らしい!。
東大門
 大宝蔵院を出て左折(東方面)し 東院伽藍へ向かう途中にあります。
この建物は 三棟造りという珍しい建設技法で 奈良時代を代表する建物と云われています。

 境内は 白砂の明るさのせいで 乾いた表情を見せますが 同じ奈良の春日大社の湿っぽさとは また対照的です。
東院伽藍(写真左上から夢殿、絵殿・舎利殿、礼堂、 写真右上は四脚門)
 中央の八角形の円堂が 法隆寺の東院の要である夢院です。聖徳太子一族の冥福を祈って建てられ
夢殿と名付けられた由来は 夢に菩薩が現れ経典の疑問に答えた聖徳太子の
居室を真似て建てられたからです。
救世観音は人間の究極の理想像として作られましたが
秘仏で白布に包まれているので(救世観音像の開扉は春1ヶ月秋1ヶ月だけ) 
今も金色に輝き 彩色も比較的良く残っているとの事です。 
 
拝観コースから外れて 西側へ
弁天池 三径院(国宝) 西室(国宝)

西円堂
(国宝)
 拝観コースから西に外れますが 
西院伽藍の北西の丘に八角造りの円堂があります。
タイトルヘッドと一番下の大きな写真はこちらから撮影しました。
 日本に多くの寺社がありますが 法隆寺ほど
古代寺院の姿を今もとどめる所は多くありません。大和地方(奈良県)は落雷が多く
同年代の多くの寺は 垣や大門、堂塔など完璧な形で残していないのです。
戦火に巻き込まれなかったのは 聖徳太子の遺徳と 民衆の熱い信仰による
天の加護だと 地元では言われています。
聖徳宗総本山 法隆寺
 拝観時間 2/22〜11/3 8:00〜17:00
        11/4〜2/21 8:00〜16:30
 法隆寺一般参拝券は1,000円(2008/8現在)で、西院伽藍、大宝蔵院、
 東院伽藍(夢殿)の全てに入れます。
 法隆寺境内の広さ 187,000平方メートル
 国宝、重要文化財 約190件 2300余点
 世界文化遺産登録 1993年12月
 JR関西線に法隆寺駅がありますが 徒歩では20分掛かります。
法隆寺駅南口からバスだと170円で JR大和路快速に合ったダイヤでした。
 法隆寺の観光は中学3年の修学旅行以来でした。
(修学旅行の駆け足コースですから西院伽藍周辺だけ1時間でしたが...)
法隆寺を訪問するなら 少なくとも3時間は必要でしょうね。
今回の訪問時も 見学者が絶えませんでしたが 
聖徳太子の宮が建てられた斑鳩は 遠き古代に思いを馳せながら
穏やかな心と 深い安らぎが感じられる場所でした。


■Woody JOE(ウッディジョー)木製模型キット/日本建築 「法隆寺 五重の塔」 1/75/フロムハンド
■Woody JOE(ウッディジョー)木製模型キット/日本建築 「法隆寺 金堂」 1/75/フロムハンド
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