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 広島県呉市にある 安芸灘とびしま海道に行ってきました。
呉市仁方とその南東に位置する安芸灘諸島の島々を結ぶ8つの橋梁の事で、
8号橋はまだ計画段階であり事業化されていません。

 2008年8月、安芸灘諸島連絡架橋は 公募により愛称が「安芸灘とびしま海道」に呼ばれる事となりました。
「しまなみ海道」に近く 観光地も有する事から「裏しまなみ海道」とも呼ばれます。
大崎下島の御手洗まで行ってきましたので どうぞご覧下さい。
 
  安芸灘大橋
 安芸灘とびしま海道のうち、最も本州側にある 安芸灘大橋を渡りました。橋の長さは1,175m。 通行料は 普通自動車が片道700円 自転車、歩行者は無料です。
 安芸灘とびしま海道で有料の橋は 安芸灘大橋だけですが ETCで料金支払が出来るようになっていません。(現金か回数券を持つ必要があります) 歩行者・二輪車は風速15mで、その他の車両は風速25mで 通行止になります。
安芸灘大橋の特徴は 側経間が比較的短く かつ非対称である事と 支間長に較べて桁幅が狭い(対面2車線の橋)ために 非常に細長い形状になっている事が挙げられます。
橋桁も薄く 裏面も骨組が露出していないスッキリした橋です。
 終点・岡村島は愛媛県の小島で 本州と四国が結ばれてはいませんが サイクラーの聖地的存在として有名なしまなみ海道と同様 自転車を利用して旅をする人達が多く見られます。
  白崎園
安芸灘とびしま海道の第1橋“安芸灘大橋”を渡って直ぐの 下蒲刈島・白崎園で コンビニで買ったモーニングセット(サンドイッチ&珈琲)を食べるために一寸の休息をしました。

白崎園は 海沿いの崖上の高い位置から瀬戸内海を見渡せる 眺めのよい展望公園で 県道に沿って細長い形となっており、公園からはフルに安芸灘が見渡せます。
 展望や休息のための四阿・石柱モニュメント、トイレ,つつじ園などがあります。モニュメント『生〜土 火 知 空 水』は 2本の塔は男と女を表わし、台座は大地 海の波を表わしたもので 下蒲刈島の土とこちらで獲れるミカンの木による釉薬で作られた陶板が 埋め込まれています
 白崎園はとびしま海道の観光案内板があり、観光情報を収集する玄関口として 立ち寄る理由がある場所だと思います。
  下蒲刈町三之瀬
 安芸灘大橋を渡って約3qの位置にある下蒲刈町三之瀬は 江戸時代に 藩主・福島正則が本陣(浜本陣)を設け 江戸時代 諸大名、宮家、公卿、幕吏等が宿泊したり接待をする場が設けられて栄えた所です。

 今から約400年前に作られた福島雁木は  本陣の一環として船着きの便を図って造られたもので 福島正則が幕命によって築いた事から 別名「福島雁木」と呼ばれています。
参勤交代する西国の大名をはじめ、朝鮮通信使、琉球やオランダの使節も 江戸への往路・復路とも蒲刈島に立ち寄り この雁木から上陸していたのです。

 造られた当時は 約113m、11段であったといわれていますが、昭和の時代に地盤沈下により3段を付け足し14段になっています。また長さも埋め立てにより55.5mと短くなっています。
櫂伝馬船は無甲板木製の小舟で 船体の幅は広く 船首は尖り 船尾は扁平な造りとなっています。
安定性 スピード性にも優れ 高速船として海難救助 緊急時の連絡船として使用されていました。
 松濤園
 江戸時代、朝鮮通信使が来日した際に盛大なる歓迎をしたという下蒲刈島三之瀬には それを記念した文化施設が存在しています。先述の雁木のすぐ近くに松濤園があります。

 松濤園は 下蒲刈島と上蒲刈島を分かつ三之瀬瀬戸の急潮を借景に、緑豊かな潤いと落ち着きのある庭園を有する文化施設で、江戸時代、瀬戸内海の海上交通の要衝として栄え 朝鮮通信使が来日した際に盛大なる歓迎をした歴史を再現、復元した資料を展示しています。
 御馳走一番館(朝鮮通信使資料館)…石置屋根に豪壮な
       井桁組を持つ重厚な建物を富山から移築
 陶磁器館…安芸の宮島の門前町にあった町屋
 あかりの館…藩政時代「大庄屋」の地位を与えられていた
       旧家を山口県上関から移築
 蒲刈島御番所…江戸時代に設けられていた番所の復元
園内は回遊式の庭園で、四季様々な美しさを堪能できます。
作られてまだ歴史が浅いせいか 樹木や建物に風格が現れるのはまだまだ先という感じはしましたが
瀬戸内の陽光を体に浴びて とても気持ちの良い散策と見学が出来ました。
松濤園 毎週火曜日休  9時〜17時 大人800円(高校生以下無料)  松濤園の海側は三之瀬瀬戸を望みながら歩ける遊歩道です。
高台から望む松濤園全景
三之瀬瀬戸 
右側の橋は蒲刈大橋


 この島は、豊かな自然と日本古来の風習を生かした全島庭園化事業(ガーデンアイランド構想)が
推進されているとの事。
 その一環として一帯が整備され このような施設が誕生したという訳です。

 蘭島閣美術館
 松濤園の向かいには蘭島閣美術館があります。

 総檜造りのこの美術館には海、松などの瀬戸内の美しい風景を描いた作品や、安芸灘の島々とゆかりのある作家の作品、
さらに横山大観や福田平八郎・須田國太郎など 日本を近代絵画を代表する作家の作品が所蔵され、日本画、油彩画、版画、素描等を含めて約2200点ものコレクションがあります。
 この美術館の名称ですが 下蒲刈島に多く自生していた春蘭
これにちなんで蘭島という名が付いたそうです。

 月例の展示替えや 春秋の特別展も開催されています。
瀬戸内の片田舎の島の美術館であるだけに 内容は推して知るべしと思っていましたが ところがどうして 有名作家の灰汁の強い(濃厚な?!)絵画を見ると この島の潜在的な底力を 垣間見る事が出来たように感じました。
 白雲楼は 由緒正しい建物を移築したもののようです。

 蘭島閣美術館から急斜面を石段などで登って 三之瀬瀬戸を望んでみました。向かいの島は上蒲刈島です。大変美しい風景が広がっていました
 蘭島閣美術館別館(下写真)には 日本を代表する洋画家・寺内萬次郎の作品を常設しています。
 まだまだ多くの人に知られていない美術館だけに 人混みの少なさはメリットだと思います。
      蘭島閣美術館 大人500円(高校生以下無料)
      問合せ先:0823-65-3066
      下蒲刈島の四文化施設に入れるセット券を購入してもお得だと思います。
 蒲刈大橋&であいの岬
 下蒲刈島を出ると 次は上蒲刈島に向かいます。
下蒲刈島と上蒲刈島の間には 蒲刈大橋が架かっており
その橋を渡った所(蒲刈大橋たもと)に「であいの岬」があります。
 下蒲刈島と上蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋

 蒲刈大橋は 瀬戸大橋よりはるか以前、昭和54年10月に完成した橋で 完成当時は農道橋としてはわが国で最長の橋でした。

 橋長は480m、3径間連続プラットトラス橋です。
 であいの岬は蒲刈大橋の東詰にある休憩施設です。
 館内は小さな道の駅といった感じで 観光総合案内所、特産品販売所や喫茶、休憩所があり、展望台からは安芸灘、四国方面が望めます。

 サイクリストも多く訪れるようで そうした情報も充実していました。そういえば此処にはバイクラックも配置されていましたね。
 蒲刈は広島ミカン栽培の発祥地。
その歴史は古く室町時代に信州より移住してきた木村道禎が天文6年(1535)に讃岐より苗木を求めてきて 蒲刈に栽植したのが始まりです。
 左写真はかまがり温泉「やすらぎの館」です。蒲刈大橋からまだ先、上蒲刈島の東南側にあります。


 しまなみ海道ととびしま海道を較べると............

 しまなみの各島は 市制を施行していた因島など町邑がある程度集積し 賑やかな地域もありますが、とびしまの各島は、町邑の規模が全般的に小さく 過疎と高齢化が連想される昔ながらの不便な離島といった雰囲気が残ります。

メジャーな見どころや観光施設は多くありませんが、
俗化されずに現代を迎えた島の雰囲気を存分に味わえる路線であり、片田舎の瀬戸内の島を実感出来て 旅慣れた人ならこちらが愉しいと感じます。
 上蒲刈島から大崎下島へ
上蒲刈島「であいの岬」を出て 大崎下島まで向かいました。
上蒲刈島の南海岸を走っています(上左)、 上蒲刈島の東端にある大浦港と大浦集落(上中)、 車を停めては撮影しました。


 豊島大橋です。
 上蒲刈島と豊島を結び 
 橋長は903mです。
 
 豊島大橋が出来たのは平成20年11月と 比較的最近であり
この橋の開通でようやく本土から岡村島(愛媛県今治市)まで
芸予諸島を結ぶ7つの橋が全て完成したわけです。

 とびしま海道の道路状況ですが 
Aの島では南海岸が快適な道だったのに Bの島では 逆に南側の海岸線は険しく細い酷道だった という事があります。
道路標識通りに走れば 無難だと思いますが 念の為に書いておくと 道路が良く 快適に走れるのは
 上蒲刈島は島の南側、 豊島は島の北側
 大崎下島は島の北側です。
沿道にコンビニ・スーパーが殆どありません。
島の北側を半周して 小野浦地区を眼下に望みながら 
今度は豊浜大橋を渡ります。この辺りの道路は 農道連結による海道ゆえに乱高下が激しいです。 
 豊浜大橋は豊島と大崎下島を結ぶ3径間連続トラスト橋。橋の長さが543m。 橋の完成は平成4年11月で 当初は有料道路となる予定でしたが 料金徴収人件費の回収見込みが立たず、無料の一般道になりました。 歩道の柵には、あび鳥(広島県の県鳥)を模した装飾が印象的でした。
 中ノ島に掛かる中の瀬戸大橋岡村大橋が見えます。
こちらの橋を渡ると岡村島で愛媛県。
私は大崎下島の御手洗までを目的としていたので 
岡村島は割愛しましたが こちらまで行けば 今治市の関前
ブランドの「怒サバ」「怒アジ」「怒タイ」などが賞味出来ます。
 大崎下島で最大の町邑「大長」です。
大長みかんは 広島県でみかんブランドとして有名ですが 
大長には家並の中に「みかん御殿」が存在するほど 
早生温州みかんの名産地でした。ここまで来ると 
御手洗(重要伝統的建造物群保存地区)はあと3qです。
 御手洗  重要伝統的建造物群保存地区
 安芸灘とびしま海道の旅 最後は 大崎下島・御手洗地区を散策しました。
 ここは 重要伝統的建造物群保存地区に指定された 古い町並みが残る大変美しい場所です。

 私が訪ねた日は 案内所のボランティアガイドの方が 町歩きの地図を提供して下さり 御手洗で必見のポイントと 効率的に巡るルートを教えて下さいました。御手洗地区を歴史資源として広くアピールする気概が感じられます。

 御手洗の絵地図は 町並みの幾所かに点在して掲示されており手ぶらで行ったとしても それなりに名所・旧跡を辿って散策する事が出来ます。
 素晴らしい町並みを守る為に 今なお華美な装飾を避けている点など素晴らしいと思います。
 大崎下島の東側に位置し、岡村島(愛媛県今治市関前村)と向かい合う豊町御手洗地区は、江戸時代中期から明治初期まで、瀬戸内海の沖乗り航路の潮待ち風待ちの港町として栄えました。
 貴重な文化的・歴史的史跡、歴史的な町並みを残している事から、平成6年(1994年)には、国の『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されました。左写真は「常盤町通り」です。
 造船技術と航海技術の乏しかった江戸時代までは、瀬戸内海の央部に位置する御手洗は行き難い島でした。
 やがて沖乗り航法が開発されると、御手洗は潮待ち風待ちの港として脚光を浴びる事となりました。
 北前船を初め西国の大名が参勤交代時に寄港するようにもなり、大長村は御手洗の拠点性に着目、船舶相手の諸商売を初め、藩に町の建設認可を取りつけました。藩も御手洗港発展の為に助成を行い、瀬戸内屈指の商港として発展しました。
常盤町通りにある旧柴屋は無料で公開されています。
若胡子屋跡は江戸時代の茶屋の跡です。(広島県指定史跡)  1666年頃から開発されてから、江戸時代の約200年間を経て昭和初期に至るまで、瀬戸内海交通の中継港となりましたが 土地が狭いため数度にわたって埋め立てられており、 大小の商家、茶屋、船宿、住宅、神社、寺院などが混在し、集落中心路、集落連絡路、集落生活路(小路)等が形成されています。

 間口が狭く奥行きの長い妻入の町屋と 棟割長屋に代表されるような平入の町屋が多いです。今なお住民の生活の中にあって まめに修復と保存整備が行われている印象でした。
 御手洗という地名ですが、901年に九州の太宰府に
左遷された菅原道真が、都落ちの途中 この地で手を
洗われた事から 呼ばれるようになったという伝説があります。
 現在、この麓に天満神社が祀られ、「菅公御手洗いの井戸」
として、信仰を集めています。
満舟寺
向かって左手には栗田樗堂(江戸時代の俳人で小林一茶の友人)の墓があります。

船宿
旅人をもてなした三軒長屋海沿いにあるかつての船宿 江戸時代の船宿は 旅館というよりも仲買問屋のような存在でした。

 明治以降 鉄道網の整備により交通輸送体系が大きく変化し 御手洗も、海上交通の要所・物資の集散地としての役割を終えましたが 幸いにも輸送の変革が 歴史ある町並みをとどめる結果となったようです。
満舟寺下の石垣 大東寺の下から山側(大東寺・満舟寺)
昭和初期のハイカラ建築
「乙女座」 当時の建築の粋を集めて建てられたモダン劇場で 中は花道や奈落、二階桟敷席が残されています。
     鞆田邸
   明治初期のなまこ壁の
   屋敷です。
新光時計店(松浦時計店)
創業150年の歴史を有する日本最古の時計店で、国内外の時計を修理する匠の腕を持つ事でマニアの間で有名とか..。
 海岸線に行くと大波止、石橋、高燈籠、石垣護岸、雁木といった 港町に必要な土木的建造物が復元されていました。

瀬戸内屈指の商港(西日本物流の中心)となる江戸時代 米の値段も「御手洗相場」と言い御手洗で決まっていたそうです。
 物流 文学 遊郭で栄えた港町だったので 坂本龍馬、西郷隆盛、吉田松陰、伊能忠敬、シーボルトも来たのです。
 お土産屋や食事処が殆ど無く 過疎化の進行で老舗が姿を消しているためか 福山市鞆の浦に較べると 俗化していない観光地といった印象。
 町並み散策は2時間程度を見ておくと良いと思います。
 千砂子波止は 江戸時代に広島藩によって築造された大きな波止場です。 1828年完成の日本最古の防波堤で 先端には高灯籠を模した灯台があり 御手洗港のシンボルといえそうです。

 防波堤から海には石畳の階段があり、夏は海に足を浸けてみてもいいと思います。千砂子波止の根元には 住吉神社(広島県指定重要文化財)が鎮座しています。
 御手洗  歴史の見える丘公園
大崎下島・御手洗地区の旅、最後は見晴らしの良い場所に上ってみました。
歴史の見える丘公園へは 道が細いのですが車で上れます。

青い海と緑の山野(歴史の見える丘への道筋から撮影)
瀬戸内らしい風景を眼下に臨みながらドライブできます。
歴史の見える丘公園に到着しました。
 駐車場から更に歩いて上ると 好眺望が満喫できます。
早速上ってみました。

 東側は岡村島(愛媛県今治市) 麓は御手洗地区の家並み。
南側は芸予諸島から四国の山並みが一望できます。
 ここに上ると 御手洗は島々に包まれた波穏やかな場所。
風待ち潮待ちの港として選ばれた理由が分かります。
瀬戸内の美しい風景を焼き付けておくためにも 御手洗散策の締めくくりに訪れる事をお薦めします。



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